撮影隊の記録:ヒマラヤ=ネパール 前編


ヒマラヤへ行った理由

 ちょうど去年の今頃でしょうか。僕らカディンチェメンバーは、全社員をあげての「ヒマラヤ撮影」に繰り出したことがあります。青木社長の「お前らも一度行ってみるか?」の一言で決まりました。もともとみんな旅行好きだったりアジア好きだったりしたこともあって、「なんで急にヒマラヤなの!?」という議論や検討は一切なく、約10日間のネパール・ブータンツアーが速やかに企画・実行されました。「世界中を3Dスキャンしてやる!」という壮大な目標を持って、僕たちはまずヒマラヤの秘境を目指したのでした。「撮影隊の記録」という記事を思いついたからには、この時のことを書かないわけにはいきません。

前途多難な撮影はじめ

 旅程は10泊10日。前半はネパール・カトマンズ周辺の撮影を行い、後半はブータンへ渡り各地を周遊するというものでした。ひとつでも多くの遺跡史跡を撮影したい。この貴重な機会を最大限に活かすべく、分刻みのスケジュールを敷いて撮影に挑みました。そして向かった最初の撮影地。最初の撮影前に。。。
スペースバズーカを。。壊した。。。

三脚の高さを間違えて、回転する自身の遠心力に耐えられなくなったスペースバズーカが横転したのでした。。慌てて皆が駆け寄ると。。三脚が折れてケースが割れて、振ると「からんからん」という不気味な音を鳴らしています。あのときのメンバーの白い目を忘れられません。。撮影担当でスペースバズーカを操作していた僕は真っ青になり、必死に言い訳を考えました。まさかこの僕のせいで、この「撮影紀行」は台無しになるのではないか。なんとか誰かのせいにできないか。。何か良いとんちはないものか。。

とりあえず復活したスペースバズーカ

 とにかく三脚が折れてちゃ話にならんので、近くのカメラ屋のおっさんに三脚を修理してもらい、スペースバズーカを装着し直してスイッチを入れてみたところ、ちょっと挙動不振なところはあるものの、キチンと動くことが分かりました。よかったよかった。ホントに良かった。気を取り直して、ネパール最大規模の寺院で世界遺産にも登録されている「ボダナート広場」へ。ドーム型の寺院を中心に、周囲を囲む敷地から計12カ所の撮影を行いました。天候にも恵まれ、ネパールの友人達の強力なサポートもあり、撮影は順調に進行。ヒマラヤに来てよかった。機械が壊れてなくて本当に良かった。実は撮影中に機械が上手く動かないことがありましたが、そんなことは気にしない。壊れてたら僕のせいになっちゃうからね。

撮影しながら一生懸命観光

 この日の撮影はもう一カ所。カトマンズ近郊の古代都市、バクタプルです。ここは街全体が世界遺産に登録されていて、そこかしこに古い時代の名残りを感じる事ができる素晴らしい遺跡。世界遺産に登録され、ネパール政府が積極的に保護活動を行いながらも、いまもなお普通に人が住んでいて、生活しています。アジアって結構そうゆう場所が多い。カトマンズは特にそういう場所が多い気がします。文化的に、歴史的に貴重な遺産として登録されていて、政府が保護して観光地化していて、観光客がわんさか訪れているのに、現地の人はごく普通にその場所で生活している。「ユネスコ?知らねぇな。」ってゆう雰囲気のおじさんとかを見ると、物珍しそうにキョロキョロしている自分たちは、なんだか場違いな気分がしてくるものです。。観光地なんだけどね。いろいろな場所から撮影しながらも、ネパールの友人の解説を聞き、その場の風景を目に焼き付けるのに必死でした。

こんな感じで数回書きます

 こんな風にして、突撃撮影を開始したヒマラヤ撮影隊。当時撮影したコンテンツなども含め、数回にわたって紹介していきたいと思います。ネパールで撮影したパノラマの一部をこちらのページに載せてみました。次回はネパール後編として書いてみたいと思います。

 そういえば、この日の夜に分かったことですが。。スペースバズーカを壊しそうになった直後に撮影したパノラマ写真は、ピントがぼけていて使えませんでした。。なぜなら僕が慌てていて、ピントの調整を失念したからです。。「ごめん、ピントがボケてて使えないや。。」と笑ってごまかそうとした僕に向けられた、みんなの白い目が未だに忘れられません。。


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