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国内外のVR/AR情報に関して
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2016年6月17日

VRとARとMRの違いについて

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最近、TVや各種メディアでもよく取り上げられるVRですが、このVRと似た様な技術にARとMRがあります。これらの技術はどのように違うのでしょうか。各技術の概要と代表製品を取り上げその可能性について紹介いたします。 VR(Virtual Reality : バーチャルリアリティ)とは VRとは、コンピュータ上に人工的な環境を作り出し、あたかもそこにいるかの様な感覚を体験できる技術です。日本語では「人工現実感」あるいは「仮想現実」と呼ばれます。2016年はVR元年とも呼ばれており、Oculus RiftやHTC Vive, PlayStation VRなどハイエンドVR機器が多数発売・予定されています。 VRの代表製品 PlayStation VR(Sony Interactive Entertainment) AR(Augmented Reality : 拡張現実)とは ARとは、現実空間に付加情報を表示させ、現実世界を拡張する技術のことをいいます。VRは現実世界とは切り離された仮想世界に入り込みますが、ARはあくまで現実世界が主体です。Microsoftが開発しているAR技術製品HoloLensの開発者版が2016年3月に発売しており、今後の進展が期待されている技術です。 ARの代表製品 HoloLens(Microsoft) MR(Mixed Reality : 複合現実)とは MRとは、複合現実と呼ばれ、CGなどで作られた人工的な仮想世界に現実世界の情報を取り込み、現実世界と仮想世界を融合させた世界をつくる技術です。MRの世界内では、仮想世界のモノと現実世界のモノが相互に影響します。MR技術はMagic leapが巨額の資金調達を行って開発しており話題となっています。具体的な製品や技術は極秘とされ、謎につつまれており、公開されている動画ではまるでSF世界にいるかのような映像を確認できます。 MRの代表製品 Magic leap VR・AR・MRの可能性 VRは2025年までに現在のデスクトップPCと並ぶ巨大市場へと成長する可能性を秘めています。ゴールドマンサックス社の2025年におけるVRユースケース予測によるとVRの活用市場は多岐にわたり、現在盛り上がりつつあるゲーム市場・エンターテイメント分野を始め医療系ヘルスケア分野や産業分野、小売市場など様々な業界で目にすることになりそうです。 また、現時点で没入感が高いOculus Riftなどのハイエンドヘッドマウントディスプレイを使用するためには、ハイスペックPCが必要ですが、技術が進歩するに従って低価格化が進み手軽にVR体験を楽しむことが可能になると予想されます。その行き着く先は仮想世界であるVRを超え、現実世界を拡張するAR。そして仮想世界に現実世界をとりこみ、相互に影響を与えるMRへと発展し、まるで映画マトリックスの様な世界が近い将来実現するのかもしれません。

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2016年6月8日

ケベックシティとナイアガラのパノラマ動画

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カナダで開催されたIVRPAに参加するのにあわせて、ケベックシティの街並みやナイアガラの滝・モンモランシーの滝という2つの滝をパノラマ撮影してきました。古いヨーロッパの街並みを彷彿させるケベックシティの様子や迫力ある滝の映像をぜひご覧ください。なお、IVRPAの講演の様子についてはこちらのページに記載しています。 * IVRPA・・・the International VR Photography Association ケベックシティ IVRPAが開催されたケベックシティは、カナダケベック州にあります。街全体がユネスコ世界遺産に指定され、北米唯一の城塞都市です。ケベックシティはロウアータウン、アッパータウン、新市街と3つの区域に分かれています。旧市街であるロウアータウンは19世紀まで街の中心地として栄え、ロワイヤル広場やビル1面に描かれた壁画を見る事ができます。 一方、アッパータウンは城のようにそびえたつシャトー・フロントナックというホテルがあり、ケベックシティの象徴となっています。このホテルのすぐそばにはダルム広場やテラス・デュフランがあり、セントローレンス川を望め、絶景を見る事ができます。 最後に新市街は、ケベック州議事堂や旧市街に入る門があり、ケベックシティ内を観光できる馬車乗り場が近くにあります。ケベック州議事堂の前面にはケベックの町の基礎を作り上げた偉人の像が飾られていて、荘厳な建物に歴史が感じられます。またガイドツアーによる内部見学で一般の方々でも朝食やランチを議事堂内の食堂で食べる事ができます。 パノラマ動画 ロウアータウンのロワイヤル広場からパノラマ動画を徒歩で撮影しました。賑わう街中でストリート演奏しているアコーディオンの音色が響き渡ります。 バーチャルツアーのダイジェスト動画 古いヨーロッパ風の異国情緒あふれる街並みをバーチャルツアーでもご堪能下さい。 ナイアガラの滝とモンモランシーの滝 ナイアガラの滝は世界三大瀑布の一つでカナダのオンタリオ州とアメリカのニューヨーク州とを分ける国境的存在の滝です。ナイアガラはカナダ側のカナダ滝とアメリカ側のアメリカ滝からなっていて、今回はカナダ滝をパノラマ動画で撮影してきました。カナダ滝を真横から眺められるテーブルロックは、ナイアガラ観光では欠かす事ができない場所です。 対するモンモランシーの滝は、カナダのケベック州にある高さ83mの滝です。この高さはナイアガラの滝よりも落差が大きく、滝の上から見る景色はなかなかの絶景です。この滝の上には階段やケーブルカーで行く事ができ、吊り橋で勢いよく落ちる真下の滝を眺める事ができます。

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2016年6月8日

IVRPA Quebec 2016 参加レポート

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国際的なパノラマ写真アソシエーションのIVRPA(the International VR Photography Association)が開催する写真会議に参加してきました。この会議は、世界各国のパノラマ写真家やパノラマソフトウェア制作会社が年に1度集まり、最新のパノラマ制作ノウハウや最新の製品情報を発表し、パノラマに関する情報を共有する場となっています。 2016年は6月23日〜27日の間、カナダのケベックシティで開催され、約150名ほどの参加者が来訪していました。 以下、その中で印象に残った発表についてご紹介いたします。 ️Google まずはGoogleです。Googleが取り組んだ事例紹介から始まりました。教育機関向けVRツール「Expeditions」のプラットフォームを使い、Cardboardを無償で世界各国の教育機関に提供し、教室にいながら「バッキンガム宮殿」や「グレートバリアリーフ」といったVR体験できる取り組みの紹介です。 次に、今後のVRへの取り組みとして、Google I/O Conference 2016でも発表されたVRプラットフォーム「Daydream」についての紹介がありました。DaydreamではVR体験を向上させるために、「スマートフォン」「ヘッドセット&コントローラー」「アプリ」の3つに取り組んでいるとの事でした。 Androidの次世代バージョン「Android N」では標準でVRモードが搭載され、VRをOSレベルでサポートします。様々なサービスや表現方法が増えていき、ハイクオリティなVR体験がより身近な存在となることに期待です。弊社でもDaydreamプラットフォームを活用して貢献できることを検討していきたいと思います。 ️krpano ウェブでパノラマを上下左右に動かしながら閲覧するためにはパノラマに対応したプレイヤーが必要となり、Krpanoは最も広く知られているパノラマビュワーです。今回の講演ではkrpanoの基本的な使い方やxmlプラグインの作り方など多岐に渡る機能がワークショップ形式で紹介されていました。 GoPro Gopro6台を使用する新製品OmniやAutopano Video 2.5の紹介が行われました。Omniは8Kまで撮影する事ができ、各カメラの同期がとられ、シームレスな360度映像を作成する事ができます。またAutopano Video 2.5では、Adobe premiereのプラグインが追加され、premiere上で水平調整やフレームサイズを調整する事が可能となりました。本機能追加でエクレクタンギュラー形式(360度動画の一般的な形式でアスペクト比が縦横2対1のサイズ)の状態から水平調整ができる様になり、後編集がより容易になりそうです。 更にVR体験を向上させるモダンエンジンが開発中で、ブラウザで動くオープンソースが2016年Q4に公開される予定と発表がありました。講演では画面に2人のレーサーが現れ、選択したレーサーの視点でパノラマ動画が再生されました。再生中にはもう1方のレーサーに切り替える事もでき、2つのパノラマ動画をマルチ再生するコンテンツとして紹介されていました。 現在、開発中のモダンエンジンとのことで今後どのような機能が追加されていくのか楽しみです。 その他 初日にはDiscover Quebecと称してケベックシティ内を散策しながらパノラマ撮影を行なったり、Google Street Viewに関する講演や各社のパノラマ写真事例が次々と紹介され、刺激のある1週間となりました。また、IVRPA主催者が企画したモンモランシーの滝へのツアーも開催され、迫力ある滝の様子をこちらのページでケベックシティの街並みと共に紹介していますので合わせてご覧下さい。

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2016年5月11日

HTC ViveのセットアップとVRゲーム体験

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HTCとValveが共同開発しているヘッドマウントディスプレイ(HMD)の「HTC Vive」が弊社に届きました。HMDでは、Oculus Rift開発版が先行で発売されていますが、このHTC Viveには現段階でOculusには存在しない機能が含まれています。その一つに体験者がバーチャルな世界に様々なアクションを与える事が可能となっています。Vive付属のワイヤレスコントローラでは、仮想空間の物を掴んだり、押したり、シューティングゲームでは銃を打てたりします。更にベースステーションと呼ばれるトラッキングセンサーがユーザーの位置を把握し、仮想ゲームの中を歩き回る事も可能です。今までにないVR体験ができるHTC Viveという事で、早速セットアップして体験してみました。 HTC Viveの開梱・設置 HTC ViveはOculus Riftと比較してもかなり大きな箱に入って納品されてきてました。基本的なセットアップは付属の説明書やソフトウェアの指示に従っていく事で容易に進めていく事ができます。 ヘッドマウントやコントローラを認識する2台のベースステーションは、2mほどの高さで部屋の対角に位置する様に設置します。その際、ベースステーションのモードは1台をBモード、もう1台をCモードに設定します。 HTC Viveはコントローラを振ったり、ある一定の範囲で四方に歩く事ができます。Viveはこのスペースをルームスケールと呼んでおり、十分な空間を確保する必要があります。セットアップ中の画面では最低でも縦横2m、1.5m(6.5フィート、5フィート)が推奨されていました。 セットアップ中、2台のコントローラが「障害物あり」の表示となって認識できない事象が発生し、PCに接続するリンクボックスのUSBポートをUSB3.0ポートからUSB2.0ポートに変更するとコントローラが利用可能となりました。説明書にはUSBポートに関する記載がありませんが、リンクボックスはUSB2.0ポートに接続する必要がある様です。 HTC Viveの無料ゲームを体験 無事セットアップが完了し、HTV Viveを体験する準備ができました。早速無料ゲームをダウンロードしてみましょう。 PITCH-HIT まずは「PITCH-HIT」というゲームをダウンロードしてみました。このゲームはボールをバットで飛ばし、目の前にあるオブジェクトに当たるとスコアがたまっていくゲームです。実際に体験してみたところ、まるでゲームの世界に入った感覚に陥り、バッティングを楽しむ事ができました。 The Lab 次に「The Lab」を体験してみました。このゲームは、複数のゲームがセットとなっていて様々な種類のゲームを楽しむ事ができます。一つはシューティングゲームで目の前に現れる物体(敵)をレーザーで倒します。敵は丸い銃弾を発射してくるので、全身を動かして銃弾を回避しながら先に進めるゲームです。筆者はあまりゲームをしないので、すぐにゲームオーバーとなってしまいましたが、ゲームをプレイする事に慣れている同僚は次々と進めていき、仮想世界でのゲームを楽しんでいました。 「The Lab」の中でもう1つ体験したコンテンツは、ゲームというより静止画に近い映像の中で、移動したい地点を選択するとその地点にワープするコンテンツとなっていました。仮想空間内で多地点で撮影したパノラマ画像間を行き来する体験の参考となりそうです。 設置した空間の様子(静止画像) 体験してみての所感 HTC Viveのチュートリアル映像や無料ゲームを体験してみて、その完成度に圧巻されます。頭や体の動きに合わせて映像はスムーズに動き、コントローラもタイムラグなどの違和感なく操作をする事ができました。CGで表示されている映像も綺麗で、多様なニーズに応えられる様々なゲームがリリースされると注目が集まってきそうです。ただし、高スペックPCの準備や体験スペースをどのように確保するかが普及のカギになると思われます。 一方で、現実の世界を録画した映像をどのようにViveで活用するかは検討の余地があり、Viveの利点を生かしたサービスの提供を模索したいと思います。 HTC Viveにご興味がある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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2016年3月16日

PlayStation VRが2016年10月に発売

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米国で3/14〜18まで開催しているゲーム開発者を中心とした会議のGDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)にて、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が、バーチャルリアリティゲーム機器となるPlayStaytion VR(以下、PS VR)に関する発表を行いました。プレスリリースも公開され、PS VRの発売日は2016年10月、希望小売価格は44,980円との正式発表です。 PS VRコンテンツの開発には、230以上のデベロッパーが参画していて、2016年末には複数のソフトウェアタイトルが投入されます。また、映像制作会社であるルーカスフィルムとゲーム販売会社のエレクトロニック・アーツが提携し、「Star Warsバトルフロント」のVR版も開発が進んでいるという発表も行われました。 PS VR機器を使用することで、PS4メディアプレーヤー上に「VRモード」が表示され、撮影した360度動画コンテンツの再生が可能となります。 実映像のVR体験を提供する弊社としても、PS VRを活用したバーチャルリアリティ技術の普及やVRを使った社会の課題解決を模索していきたいと思います。 PlayStation VR商品概要 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレスリリースページにてご覧頂けます。

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2016年3月15日

マルチVR動画再生アプリ

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従来の動画では、複数地点で撮影した動画でも編集時点で、一本の逐次的な動画になっておりました。しかし多くの現実空間では、複数地点で同時多発的にイベントが発生しています。これらの複数地点のイベントをスマホなどでも再現できないかと考えました。そこで進めたのが、複数地点で撮影した動画を同時に再生しながら、ユーザが地点を選択して、自由に地点=動画を切り替える新しい映像体験の創出です。 マルチVR動画のユーザーインターフェース検討 通常の動画・パノラマ動画を同時に再生させておくことで、同じ時間帯の別の地点で撮影している映像を見ることが可能になります。映像の切替手段として、別の地点を選択できるようにするためには、これまでにない新たなユーザインターフェイスが必要になります。そこでデザインプロトタイプとして以下の様な3パターンを開発してみました。 サムネール付きメニューバー ・画面片側にサムネール付きのメニューを表示して、別の地点の動画を選べるようにする タグ ・再生している動画内にクリック可能なタグを配置して、その地点・方向の動画を選べるようにする カバーフロー より大きなサムネールを表示させて、別の地点の動画を選べるようにする マルチVR動画の今後の展開 今後は撮影する対象をコンサート、スポーツ、その他イベント等と広げていき、より臨場感を再現。現場の雰囲気が伝わるユーザエクスペリエンスの実現に向けて試行錯誤をしていきます。

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