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2016.02.01

IVRPA Quebec 2016 参加レポート

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国際的なパノラマ写真アソシエーションのIVRPA(the International VR Photography Association)が開催する写真会議に参加してきました。この会議は、世界各国のパノラマ写真家やパノラマソフトウェア制作会社が年に1度集まり、最新のパノラマ制作ノウハウや最新の製品情報を発表し、パノラマに関する情報を共有する場となっています。 2016年は6月23日〜27日の間、カナダのケベックシティで開催され、約150名ほどの参加者が来訪していました。 以下、その中で印象に残った発表についてご紹介いたします。 ️Google まずはGoogleです。Googleが取り組んだ事例紹介から始まりました。教育機関向けVRツール「Expeditions」のプラットフォームを使い、Cardboardを無償で世界各国の教育機関に提供し、教室にいながら「バッキンガム宮殿」や「グレートバリアリーフ」といったVR体験できる取り組みの紹介です。 次に、今後のVRへの取り組みとして、Google I/O Conference 2016でも発表されたVRプラットフォーム「Daydream」についての紹介がありました。DaydreamではVR体験を向上させるために、「スマートフォン」「ヘッドセット&コントローラー」「アプリ」の3つに取り組んでいるとの事でした。 Androidの次世代バージョン「Android N」では標準でVRモードが搭載され、VRをOSレベルでサポートします。様々なサービスや表現方法が増えていき、ハイクオリティなVR体験がより身近な存在となることに期待です。弊社でもDaydreamプラットフォームを活用して貢献できることを検討していきたいと思います。 ️krpano ウェブでパノラマを上下左右に動かしながら閲覧するためにはパノラマに対応したプレイヤーが必要となり、Krpanoは最も広く知られているパノラマビュワーです。今回の講演ではkrpanoの基本的な使い方やxmlプラグインの作り方など多岐に渡る機能がワークショップ形式で紹介されていました。 GoPro Gopro6台を使用する新製品OmniやAutopano Video 2.5の紹介が行われました。Omniは8Kまで撮影する事ができ、各カメラの同期がとられ、シームレスな360度映像を作成する事ができます。またAutopano Video 2.5では、Adobe premiereのプラグインが追加され、premiere上で水平調整やフレームサイズを調整する事が可能となりました。本機能追加でエクレクタンギュラー形式(360度動画の一般的な形式でアスペクト比が縦横2対1のサイズ)の状態から水平調整ができる様になり、後編集がより容易になりそうです。 更にVR体験を向上させるモダンエンジンが開発中で、ブラウザで動くオープンソースが2016年Q4に公開される予定と発表がありました。講演では画面に2人のレーサーが現れ、選択したレーサーの視点でパノラマ動画が再生されました。再生中にはもう1方のレーサーに切り替える事もでき、2つのパノラマ動画をマルチ再生するコンテンツとして紹介されていました。 現在、開発中のモダンエンジンとのことで今後どのような機能が追加されていくのか楽しみです。 その他 初日にはDiscover Quebecと称してケベックシティ内を散策しながらパノラマ撮影を行なったり、Google Street Viewに関する講演や各社のパノラマ写真事例が次々と紹介され、刺激のある1週間となりました。また、IVRPA主催者が企画したモンモランシーの滝へのツアーも開催され、迫力ある滝の様子をこちらのページでケベックシティの街並みと共に紹介していますので合わせてご覧下さい。

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2016.02.01

グローバル採用

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国内の少子高齢化に伴い労働人口の減少が始まっている。国内の動向云々とともにアジア諸国の急速な発展もあり、会社経営においてもそういった動向を無視できない状況になっている。 ビジネスの海外展開 当社のウェブサービスはパノラマ静止画を使用したバーチャルショップ作成ツールPanoPlazaにしろ、パノラマ動画共有サービスであるPanoPlaza Movieにしろ、ユーザインターフェイスには当初より英語も用意しており、海外からのユーザを歓迎している。しかし、国内の顧客ニーズを満たすのに精一杯で、必ずしも海外ユーザのニーズへの適合やそもそもの積極的なマーケティングができていないのは認めざるをえない。このあたりは今後の課題である。 外国人採用 ビジネスが海外展開するのならば、それに対応する社員の国籍も多様化していたほうがいいだろう。そもそも優秀な方であれば国籍で区別をすることなく積極的に採用していくほうが合理的だ。国内での一般的な労働人口の減少やエンジニア不足により、そういった人的リソースを海外に求めるのも自然であろう。また採用した外国人スタッフを経由して、その国への進出案を検討するといったことも可能だ。 ベトナム人エンジニアの採用 そういったコンセプトにより、今回当社初の外国人スタッフに内定を出して、彼の現在の所在地であるベトナムに面談に行ってきた。ベトナムのハノイ工科大学にはHEDSPIというコンピュータサイエンスと日本語を学ぶ特別プログラムがあり、これは日本政府が援助している。他の教室にはないがHEDSPIの教室にはエアコンが完備しているほどで、ハノイ工科大学の中でもトップの学生が集っており、また実際に卒業生の多くが日本企業や日本向けのオフショア開発企業で働いているそうだ。当社の内定者もこちらのプログラム出身者である。 ハノイのベンチャー企業訪問 私の出身研究室に留学に来て、その後ベトナムに帰国して起業された方のオフィスにもお邪魔してきた。まだ起業して間もないにもかかわらず合わせて20人以上の正社員とインターンにより主に日本市場向けのソフトウェア開発をされているとのこと。仕事の多くはクラウドソーシングなどのウェブサービスで獲得しているらしい。また訪問したのは土曜日だったにも関わらずスキル向上を目指す現役ハノイ工科大学の学生が集って勉強をしていた。 今後もビジネスの海外展開と人材の多様化・国際化を積極的に進めたいと思ったベトナム出張になった。

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2016.02.01

バーチャルリアリティ2015

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カディンチェが取り組んでいる事業をこれまで僕らは空間表現技術やパノラマなどと呼んできました。そんなパノラマ静止画・パノラマ動画というある意味ニッチな業界にいたつもりが、最近はバーチャルリアリティ(VR: Virtual Reality)という波が来ていて、そんな波に乗りながらパノラマVR・スマホVRのサービス提供や技術開発に取り組んでいます。そこで改めて当社が取り組んでいる事業をバーチャルリアリティの歴史的な背景と照らし合わすことで、今何に取り組んでいて、どこに向かっているのかを整理してみたいと思います。 視覚系バーチャルリアリティ Oculus Riftに代表される没入型ヘッドマウントディスプレイの登場や、そのOculus VR社がFacebookに約2000億円で買収されたぐらいから、バーチャルリアリティという言葉が(再び)メディアを賑わすようになってきました。まるでそれがとても新しい技術のように紹介されているのをよく見ますが、バーチャルリアリティ研究自体は1968年前後から進められていました。視覚以外に聴覚や触覚などをコンピュータ上で再現させるのもバーチャルリアリティと呼ばれますが、ここでは主に視覚系に絞って話を進めます。Wikipediaによると「1968年にユタ大学のアイバン・サザランドによって HMD(ヘッドマウントディスプレイ、頭部搭載型ディスプレイ)が提案されたものが最初のバーチャルリアリティであるとされ」ているそうです。このアイバン・サザランドさんが開発されたHMDを見ると、現代のHMDの原型は今から約50年前にすでに出来ていたことがわかります。 いまではVR専用ハードウェアとしてのHMDだけでなく、Google Cardboardやハコスコといったスマートフォンを用いて安く簡易にVRを体験させられるスマホVRが出てきています。当社では主に視覚系バーチャルリアリティの分野で事業展開をしています。 VRコンテンツの拡充・可能性検討 HMDで視聴する映像コンテンツは、視聴者の頭の動きに応じて映像も変わるようにするために、多くの場合3D仮想空間やパノラマ360度動画になってます。コンピュータグラフィックスで作られた空間は3Dメタバースと呼ばれ、2003年に開始されたセカンドライフなどが代表例としてあります。さらに遡って1991年にトーマス・ディファンティやダニエル・サンディンらの複数方向の壁面をディスプレイにした没入型空間CAVEなどでも仮想空間の再現をしています。 VRのハードウェアだけ揃っても視聴すべきコンテンツがなければ楽しめません。そこで当社では実写型パノラマ動画の撮影・制作を通してVRコンテンツを増やしたり、パノラマ動画共有サイトであるPanoPlaza Movieを運用することで、より多くのVRコンテンツが世の中に出回るような支援をしています。弊社のお客様のハコスコストアさんにもコンテンツは充実しています。こういった活動を通して、バーチャルリアリティで有用もしくは面白いコンテンツを探っています。スポーツコンテンツの撮影を通して、VRは没入感を体験させられるだけでなく、アスリートの一人称全周囲視点などを体験させられることを発見しました。今後もスポーツだけでなく、観光、音楽、工場見学、交通機関等の実写系コンテンツを制作しながら、可能性を拡大していきたいと思っています。 非平面コンテンツでの技術開発 テレビ放送が1940年前後に始まって以来、視聴者は解像度や色などに進化はあったものの、基本的には平面なコンテンツを見てきました。インターネット上の動画コンテンツも放送フォーマットやテレビ機器という制約がなくなったにも関わらず、これまでは画角の決まった平面コンテンツでした。しかし、バーチャルリアリティでのコンテンツでは360度全方位の非平面コンテンツになり、映像コンテンツのフォーマットが一気に変わる変革期となっています。ここでは視聴者が見たい方向を自由に見られ、インタラクティブなユーザ体験を与えられるようになりました。 これまでのテレビ放送とネットでのバーチャルリアリティコンテンツとの違いは以下のようになります。 ・平面/固定画角コンテンツ→非平面/全方位コンテンツ ・リモコン操作→マウス操作・ジェスチャー操作 ・放送/テレビ機器→ネット/ネット対応端末 このようにこれまでのテレビなどでは与えられない映像体験を提供しているのがバーチャルリアリティだと捉えています。その高画質化には撮影・編集・配信のすべての過程での検討が必要になります。また既存の制作現場にあるノウハウの多くは平面コンテンツに特化しており、パノラマ動画などの非平面コンテンツでやるべきことはたくさんあります。 まとめ バーチャルリアリティはいよいよ一般消費者に利用いただける技術レベル・価格になってきました。今後はバーチャルリアリティ関連の技術開発とともに、どのようなコンテンツをどのような視聴者に向けて届けるかといった、よりユーザ目線での取り組みが必要になります。当社としてもまずはパノラマ動画をベースにした、制作・配信・表示の各工程での技術開発に取り組んでいますが、様々なコンテンツをより臨場感高く・より感動を共有しやすいような方法で提供できるように努力する所存です。

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2016.02.01

パノラマジャーナリズムの可能性

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今回はパノラマ静止画・動画とジャーナリズムの可能性に注目します。 ジャーナリズムとマルチメディアの歴史 技術の発展は、ジャーナリズムの形も変えてきました。マルチメディアジャーナリズムはどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。ジャーナリズムとは、新聞やテレビ、ラジオを通して一般大衆に時事的問題を報道・解説する活動のことを指します。 ・新聞は1868年に、ラジオは1925年にテレビに先駆けて始まりました。 ・テレビは、第二次世界大戦が終焉した8年後の1953年に始まりました。 従来のジャーナリズムは、18世紀以降の民主主義社会に誕生してから、政治や行政の意思決定者が透明性を維持するために社会の番犬として存在意義を示してきました。 メディアの多様化により進化するジャーナリズム インターネットメディアの誕生がジャーナリズムに変化をもたらしたのは、1990年代に入ってからです。今や全世界に広がるYahooサービスは1994年に始まり、様々なポータルサイトが次々と誕生しました。同時期の1995年には、朝日新聞がニュースサイトasahi.comを開設しました。こうしたネットメディアの普及は、新聞の発刊数現象や、活字慣れを引き起こしています。 2011年のジャスミン革命などの民主化デモは、ITメディアの果たした役割が大きいことを裏付けています。また、20代の国民の7割がニコニコ動画のユーザーであるというデータが示すように、現在は個人が情報を収集し発信するというパーソナルメディアの時代へと突入しているのです。 パノラマ静止画・動画を利用したジャーナリズムの可能性 パノラマ静止画・動画を利用したジャーナリズム(パノラマジャーナリズム)は、撮影対象の上部や背部も一度に見ることを可能にします。つまり、「見えない」を「見える」に変えてしまうニューメディアなのです。事件報道を例にパノラマジャーナリズムの可能性を考えてみましょう。 第一に、人件コスト削減の可能性が考えられます。動画リポートでは、現地の状況を言葉で伝えるリポーターとその動画を撮影するカメラマンがいますが、パノラマ動画では1人での撮影・リポートが可能になります。 第二に、従来メディアでは制作者の意図によって「切り取られた」映像が視聴者に伝達されるのに対し、パノラマジャーナリズムは、発信者の現場・状況がそのままパノラマ動画に反映されます。このように、パノラマジャーナリズムは視聴者への伝達の程度を高める効果が期待できます。加えて、事件に遭遇した一般大衆もパーソナルメディアとして情報発信することができるかもしれません。 (テストとして、紅葉レポートを社内でやってみました!) まだまだ既存メディアの果たす役割が大きいですが、パノラマ写真・動画といったマルチメディアを駆使したジャーナリズムは、既存のマスメディアジャーナリズムの領域に徐々に及んでいくことでしょう。一緒にパノラマ動画を使って時代の先駆者になりませんか?

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2016.02.01

ネパール・ブータン出張 2014

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2014年9月2日から11日にかけてネパール・ブータン出張に行ってきました。私は実はほぼ毎年両国を訪問しているのですが、今回も個人的に興味深いいくつかの成果があるので、紹介してみます。 ブータンオリンピック委員会・政府観光局主催:ツアーオブドラゴン 創業直後からブータン政府観光局が弊社のお客様でして、日本語ウェブサイトの管理・更新を担当しています。そんなブータン政府観光局がブータンオリンピック委員会とともにマウンテンバイクレースであるツアーオブドラゴンを9月6日に開催し、そのレースにアスリートソサエティ代表理事の為末大さんとともに取材・体験しに行きました。そちらの結果は後日ブータン政府観光局のウェブサイトに特集ページとして掲載予定ですので、もうしばらくお待ち下さい。 ヒマラヤ監視システム 国立環境研究所とともにパノラマ撮影技術を応用して山岳監視システムを開発・納入したことは先日ご紹介いたしました。山の監視システムであるならば、日本だけでなくヒマラヤ山脈でも活用頂けるんじゃないかと考え、以下のネパールにオフィスのあるICIMODと、ブータンの政府機関であるCoRRBを訪問し、システムの紹介や今後のコラボレーション可能性の相談をしました。ICIMODのオフィス(下の写真)では、研究者の方々が山に関する様々なデータ・画像処理をされていて、情報技術を通した国際協力の可能性を多いに感じました。 ・International Centre for Integrated Mountain Development (ICIMOD) ・Council for Renewable Natural Resource Research of Bhutan (CoRRB) パノラマ撮影 今回、ブータンではブムタンとトンサに、ネパールではルンビニに初めて訪問しました。ブムタンとトンサで撮影したパノラマ写真はブータン政府観光局ウェブサイトに掲載しましたが、ルンビニは以下の通りです。ルンビニとは、ブッダ生誕の地として知られておりタライ平原(周囲は田んぼや畑が広がる平地)に位置しています。 いくたびに現地でのビジネス可能性を考えながらの旅になりますが、今回も多くの収穫がありました。なお、ネパール・ブータンにご関心のある方は、個人的にでも連絡を頂ければ、いろいろとご紹介できるかと思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。ちなみに今回の渡航でのローカルコーディネーションはネパールはPax Earth、ブータンはKeys to Bhutanに担当して頂きました。 soko aoki

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2016.02.01

「コンテンツ制作・配信ソリューション展」に出展します

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カディンチェ株式会社は来週7月2日(水曜日)より東京ビッグサイトにて開催される「第2回 コンテンツ制作・配信ソリューション展」に出展いたします。 弊社ブースではパノラマバーチャルツアー制作プラットフォーム、PanoPlazaのご紹介に加えて、新たな取り組みである360度全方位パノラマ動画コンテンツもご覧頂けます。 また、Facebookによる買収ニュースで話題となった最新ヘッドマウントディスプレイ、Oculus Riftも併せて展示予定です。360度全方位見渡せる静止画・動画をこれまでにない没入感で体験して頂けます。是非、お気軽にお立ち寄り下さい! イベント概要 名称:第2回 コンテンツ制作・配信ソリューション展 会期:2014年7月2日(水)~4日(金) 午前10時から午後6時 開場:東京ビッグサイト 西1・2ホール 1F 主催:リードエグジビジョン ジャパン 株式会社 弊社ブース位置 出展ゾーン名:制作・編集 技術ゾーン 小間番号:15‐49 PanoPlaza デモムービー 360度全方位パノラマ動画 デモムービー

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2016.02.01

IVRPA Las Vegas 2014 参加レポート

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2014年5月25日から31日にアメリカはラスベガスで開かれたLas Vegas 2014: The International VR Panoramic Photography Conference (国際バーチャルリアリティー写真会議)に参加してきたのでご報告したいと思います。この会議は去年はIceland 2013としてアイスランドで開かれ、そのレポートはこちらにあります。今回も昨年同様約150人の参加者が集まりました。開催地がアメリカということで、GoogleやMicrosoftといった巨大IT企業も参加してたのも今回の特徴でした。 発表者の割合は以下の通りで、この発表構成や会議名からもパノラマ制作の最新ノウハウ・最新製品の情報交換の場と理解できると思います。会場で発表を聞きながら、各聴衆のマシンではパノラマ写真編集やパノラマ動画合成のソフトが動いているというのもこの会議の特徴かと思います。 ・パノラマ写真家・360度動画作家:50% ・パノラマソフトウェア制作会社:25% ・パノラマハードウェア制作会社:10% ・Google・Microsoft:10% ・その他:5% 以下では、発表の中でも特に弊社としてチェックしたものをリストアップしてみました。 パノラマ動画制作:xRez Studio xRez Studioはディズニーやソニーで映像制作を行っていたデザイナーと、博物館向けに立体映像を提供していた写真家によって構成されているアメリカの制作スタジオです。制作している作品がどれも高品質でアーティスティックなもので、感情を揺さぶる映像でした。同社のFullDome Theatre Produtionのページではドームへのパノラマ動画投射のデモビデオも掲載されています。 パノラマ動画制作:deep360 Deep Incはカナダの映像・ゲーム制作会社で、様々な作品にパノラマ動画を上手に利用していることで聴衆の関心を集めていました。彼らのウェブサイトには辺境地で撮影したパノラマ動画のデモが掲載されているのとともに、Flipboard向けのコンテンツ360 Filmmakingも載っていましたので、これらを参照されると面白いかと思います。 パノラマ動画空撮:Shadowview Foundation Shadowview財団は無人航空機を使用して野生動物の監視等に取り組んでいるオランダのNGOです。スタッフにはプロの写真家や無人航空機を担当していた退役軍人なども所属しており、密猟や動物保全等の活動をされています。今回の発表では、アフリカの自然で空中パノラマ(Drone 利用)と地上パノラマを撮影して、その間を行き来出来るパノラマツアーを披露していました。ハイテクなNGOというのが面白いですね。 3Dスキャン:Matterport Matterportは専用機械やスマートフォンを使って空間を3Dスキャンするシステムを研究開発しているアメリカのベンチャーです。これまで空間のスキャンをするには測量会社が使用しているような数百万円-数千万円する3Dスキャナーが必要でしたが、Matterportは4500ドルでMatterport Pro 3D Cameraを販売しています。また、専用の3Dスキャナーだけでなく、スマートフォンでも同様のことを出来るようにと、GoogleのProject Tangoにこの会社が参加していることは最近日本のメディアでも発表されて有名になりました。 その他の発表 Googleはお店フォトなどのBusiness向けソリューションの説明、MicrosoftはPhotosynthのデモ、KolorやVideostitchはパノラマ関連ソフトウェアのアップデートの紹介、リグメーカーのFreedom360や360Herosはいろんな場所でのパノラマ動画撮影やその際のノウハウ紹介をしていました。これら一般的なパノラマ関連製品の概要は去年のレポートをご参照下さい。 カディンチェの発表 このような発表の中で、当社は”PANOPLAZA: PANORAMAS FOR SHOPS, FACILITIES, & MOUNTAINS“と題して、CTOの内田が発表をしました。Panoplazaでのこれまでの各百貨店での取り組み、北米マーケットでのBrowsewellの展開、現在開発を進めている新業界向けPanoplaza、そして山脈監視用の超高解像度パノラマ撮影装置等を紹介しました。他の発表が作品性の高いものや、完成されているソリューションの紹介が多かったのに対して、まだ研究開発中の技術的な話題も多くさせて頂きました。 今後のパノラマ関連国際イベント 来年のIVRPAのイベントはデンマークで予定されているらしいので、パノラマやバーチャルリアリティーにご関心のある方は参加を検討されてはいかがでしょうか。また、今年の9月3日-5日にフランスのパリではPanoTools Meetingという類似イベントも開催されるそうなので、来年まで待てない!という方にはこちらもお勧めです。

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2016.02.01

Kadinche Spring Camp Meeting 2014:春の全社合宿

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年に2回の全社合宿 カディンチェ株式会社では、だいたい年に2回、全社員の参加する「全社合宿」を行っています。合宿の目的やテーマは毎回違うのですが、その時カディンチェ全体で重要なテーマとなっている案件や課題について議論をしたり、この機会に普段できない実験や検証をまとめて行ったりしています。また、普段各メンバーが忙しく仕事をする中で、ついおろそかになりがちなメンバー同士のコミュニケーションを補う機会でもあります。今回の合宿は、5月頭の週末を利用して、富士山のふもと、富士が峰で行いました。キャンプには絶好の季節、天候にも恵まれた「カディンチェ 春の全社合宿」の様子を、今日はご紹介したいと思います。 全社合宿で大事にしている3つのポイント 本来の業務範囲以外の部分で、社員が教育を受けたり、社員同士でセッションを行ったりという取り組みは、どこの企業でも行っていると思います。カディンチェでも、外部の専門家を招いた講習会を行ったり、メンバーそれぞれが興味のある分野や業務範囲に関連したセミナーに参加することもあります。ただ「全社合宿」となると、内容を企画するのになかなか難しい部分があります。メンバーにはそれぞれの役割と業務があり、目の前の仕事に直面しています。必ずしも、同じテーマに興味があるとは限りません。そこで僕たちはこうした機会において、冒頭にお話しした下記3つのポイントを大切にしています。 メンバー全体のコミュニケーションを補う 普段なかなかできない技術検証・実験・試験などを行う 全社的・中長期的なテーマでディスカッションを行う そこで、今回の合宿では、こんなスケジュールで2日間を過ごしました。メンバーからの話を聞くと、「あれもしたい、これもしたい」と、とても2日間では収まり切らないのですが、上記3つのポイントを前提にバランスを考えてスケジュールを組んでいます。 DAY1 09:00-11:30 キャンプ地まで移動 11:30-12:30 昼食 12:30-15:00 実験 色々な実験・検証 15:00-17:30 レジャー1 ゴルフ 17:30-19:30 セッション1 “5年後の社会を考える” w/ BBQ 19:30-20:30 入浴 20:30-22:30 セッション2 “ワークショップ” w/ ビール DAY2 12,May 09:00-11:00 レジャー2 テニス 11:30-12:30 昼食 13:00-15:00 セッション3 “企業理念とワークスタイル” 15:00-17:30 帰宅 スポーツをしながらのコミュニケーション 日常の業務の中で行うコミュニケーションは、どうしても仕事の内容に縛られがちです。一緒に働いているわけですから、当然「仕事」の話が会話のほとんどになります。でも円滑に「仕事」を回すためには、一緒に仕事をする相手の「人と成り」や「性格」、「考え方」を知っていた方が良い場面もあります。相手のそうした部分を知るための手がかりは、案外と業務の「外」にあったりします。社会人にとって飲み会やゴルフが重要な場である理由のひとつには、「何か(飲んだり、スポーツをしたり)をしながら交わす他愛も無い会話が、相手を知る重要な情報源になる」からだと思います。そこで今回の合宿では、「ゴルフ」と「テニス」。2日連続でスポーツをする機会はなかなかないので、翌日激しい筋肉痛になったメンバーもいましたが。単純にスポーツをしてリフレッシュできたばかりではなく、メンバー同士の個性やカラーが、また少し混じり合ったのではないかなと思います。 富士山をバックにした気持ちのよい練習コース この日、テニスを始めるまで、実はテニス経験者であることを隠していた弊社専務。 この日、テニスが終わるまで、実は今、テニススクールに通っていることを隠していた制作の高橋さん。 二人の意地をかけた戦いは、パノラマ動画でバッチリと記録されました。   技術検証・実験:この機会に、いろいろ試す さて一方、普段オフィスや都会ではできないことを試そうということで、今回もたくさんの機材を持って行きました。カメラが、、合計21台。。クアッドコプターにラジコンカーに、自動雲台。みんなそれぞれやりたいことを考え、機材を選んできたのですが、危うく車に乗り切らず、一人置いて行かれそうになりました。 カディンチェは、360°パノラマを使ったバーチャルツアー・バーチャルショップ制作サービス「panoplaza」(詳しくはhttp://www.panoplaza.com)の他、このサービスに関連して、あるいは開発メンバーの経歴や得意分野を活かした受託開発・受託研究にも取り組んでいます。そうしたお仕事に欠かせないのがカメラ。普通のカメラはもちろん、色々なカメラが必要になるので、どうしても機材が増えていきます。ご相談頂くお仕事の中には、「そんなことが本当にできるのか!?」といったものも少なくありません。「できるかどうか分からないけど、とりあえずやってみる」。そうした取り組みを重ねる度に、機材は自然と増えていきます。そうした機材たちは、僕たちの技術を高めスキルを広げる会社の財産でもあります。ひとつひとつの機材に、「ああ、あのときこれを使ってあんなことしたなぁ」という思い出がつまっています。 今回の合宿で具体的にどんな実験を行ったのかをブログで公開することはできないのですが、何枚かの写真をご紹介します。 富士山の前で望遠レンズを付けたカメラをPCから操作する専務。 急ごしらえしたラジコンカー。 最近取り組んでいる「空撮パノラマ」のためのヘリコプター操縦訓練。 墜落したヘリコプターを回収する社長。墜落の原因は操縦士の腕ではなく、整備不良です。 こうした実験や取り組みは、必ずしも直接お仕事につながるものばかりではありません。ただ、こうした機会と場所は、普段眠らせていたアイデアを試す絶好のチャンスになります。課題や問題を発見し、「次はこれをやってみよう!」という良い動機付けにもなりました。 ディスカッションは火を囲みながら 「せっかく外に来たのだから!」と、今回のディスカッション・プログラムのうちの一つは、「バーベキューのあと、火を囲みながら」やってみることになりました。陽もくれて月明かりと暖かい火を眺めながら、リラックスしたムードでやってみたいという企画者の意図でした。 しかし。都内ではずいぶんと暖かくなった時期ですが、このあたりは未だ夜は冷え込みます。「寒過ぎて議論に集中できない!」という声もちらほら。そんなわけで夜のセッションは急遽室内で行うこととなったのですが、その後の親睦会も含め、終電の時間を気にすることもなくゆっくりと話をすることができました。今回の各セッションには、メンバーそれぞれに簡単な宿題がありました。一つは「5年後の社会を想像し、それまでに自分がやるべきことを考える」。もう一つは、「カディンチェのキャッチコピーを考える」です。カディンチェを、どんな会社にしたいか。その中でどんな役割を果たしたいか。そうした話は、普段オフィスや会議室では話題になりにくいものです。メンバーそれぞれが中長期的な視点から自分の考えを話す。何かちょっと照れくさい感じもあり、途中から「笑点」のような雰囲気になってしまいましたが。会社の規模が小さいことには不利な面も多々有りますが、メンバー全員が、こうした全社的なテーマに触れることができるというのは良いことかもしれません。 親睦会のあとは、タイムラプス映像を撮りに行った人、月の軌道を確認する人、音楽の話題に興じる人、ウィスキーを片手に星空を眺める人、みな思い思いにこの機会を楽しんだようでした。 「全社合宿」のために時間を捻出したり、準備をするのには、けっこうな労力がかかります。様々な業務の締め切りがある中、気持ちを切り替えて楽しむのにもエネルギーが必要です。しかしこうしたイベントの後には、きっと何か新しいアイデアや取り組みが、生まれるものです。新しいアイデア、新しい取り組みのキッカケの一つになるように、今後も「全社合宿」は定期的に開催される予定です。次回は秋頃、温泉が良いかな。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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2016.02.01

スポーツイベントでの映像体験:パノラマ動画のエアドーム投射

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慶應義塾体育会アメリカンフットボール部主催UNIFES2014 慶應義塾体育会アメリカンフットボール部主催のイベントであるUNIFES2014において、パノラマ動画・空撮動画・ウェアラブルカメラ動画を用いたスポーツ疑似体験の取り組みに協力しました。これは、慶應義塾大学SDM研究所スポーツデザイン・マネジメントラボ と慶應義塾体育会アメリカンフットボール部の共同企画「最新メディア技術を使ったアメリカンフットボール疑似体験イベント」として2014年5月17日に実施されたものです。 最新メディア技術を使ったアメリカンフットボール疑似体験イベント イベント当日は慶應義塾大学ユニコーンズ対京都大学ギャングスターズの対抗戦を午後のメインイベントとして、午前から来場者(ユニコーンズOBの親子連れや小学校から高校までのアメフト関係の学生等)に向けて映像体験ブースやアメフト関連の遊具等で遊んで頂き、よりアメフトへの理解を深めて頂こうという趣旨でイベントが企画されました。 イベントの約4ヶ月前から企画・準備が始まり、いろんな手法で練習風景を撮影し、事前・当日のプロモーションにそれらを利用しました。 ・ウェアラブルカメラ動画・空撮動画:上記のYoutube用プロモーション ・ウェアラブルカメラ動画・空撮動画:イベント当日会場での上映 ・パノラマ動画:イベント当日会場でのエアドームでの上映 なお、動画の編集はユニコーンズさん、空撮はGeoBeeAirさん、エアドームのコーディネーションはマイクロミュージアムラボラトリーさんが担当して下さいました。 エアドームへのパノラマ動画プロジェクション パノラマ動画では、練習中のコートに全方位カメラを設置して、グランド中央から半分がオフェンス、半分がディフェンスが写るようにして撮影をしました。当日のエアドームへのプロジェクションでは、大学のホール内にエアドームを設置し、高解像度プロジェクターを用いて視野角約180度の映像を、映っている選手が実寸大になるように投射しました。参加者の方からのフィードバックは概ね好評で、エアドームで広視野角映像を見ることや、実寸大サイズでのスポーツ観戦を楽しまれていたようでした。またエアドームでの上映コンテンツについては、ウェアラブルカメラ動画による主観映像や、スポーツからは離れるが星空や動物を見てみたいというご意見も頂きました。 スポーツイベントでの映像体験ブース スポーツイベントへの映像コンテンツ提供・映像関連ブースを展示するのは初めての経験になりましたが、コンテンツを事前・当日・事後も利用できること、特に当日は映像だけでなく大音量の音楽を使用したり、実際に身体を動かしながらエアドームに入る体験を提供できる等、今後の可能性を大いに感じる企画になりました。2020年に向けて、東京は盛り上がってくると思いますが、引き続きスポーツ×映像での取り組みを進めたいと思っています。

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2016.02.01

Panoplazaのアップデートのお知らせ (Version 4.4.1)

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クラウドサービス型パノラマバーチャルショップ制作ツールPanoplazaがアップデートしたためお知らせします。これまでも1-2ヶ月に1回はずつのペースでアップデートはしておりましたが、本日は最近追加された注目の4機能について、ご紹介いたします。なお、これらの機能はPanoplazaのログインページからパノラマバーチャルショップビルダーにログインすることで、ご利用頂けます。 通常写真・部分的パノラマ写真対応 面白そうなツールだけど、僕は私はパノラマ写真なんか撮らないしなぁ、という貴方!Panoplazaが通常の写真にも対応しました。お持ちの写真をアップロードすると、その写真がズームイン・ズームアウトでき、写真にタグ付け(タグをクリックするとそのポイントの紹介を表示したりや外部リンクを作成)できます。お店をやられてるお客様、毎日の注目商品を撮影して、ウェブサイトに掲載する際にクリッカブル(クリック可能)な写真にされるのはいかがでしょうか? ビルダーでの操作:画像アップロード→フォーマット選択:その他→通常写真を選択 双方向リンク作成機能 複数のパノラマ写真を撮影した際の、それぞれの位置関係を指定する手間が半分になりました。これまでは地点Aから地点Bへのリンクを作り、また地点Bから地点Aにリンク付けが必要でしたが、この双方向リンク作成機能により地点Aから地点Bにリンクを作成するだけで、地点Bから地点Aへの逆リンクも同時に作成できます。 ビルダーでの操作:パノラマリンクを作成し、ホットスポットをダブルクリック ウェブページインライン表示機能 パノラマをクリックして、商品詳細ページを表示するのは良いけど、そのまま別ウィンドウの通常ページに遷移してしまってはバーチャルショップからお客様が流出・迷子になってしまうという問題がありました。ウェブページインライン表示機能では、詳細ボタンをクリックしてもバーチャルショップ内のポップアップ上にウェブページを表示できるようになりました。 ビルダーでの操作:ショップ管理→ビュワー設定→詳細ページをインラインページで表示するにチェック パノラマリスト表示機能 店内の他の地点への誘導がいまいちでしたか?これまではパノラマ内のホットスポットやフロアマップから別地点への誘導を行っていましたが、第3の方法としてショップ下部にパノラマリスト(別地点のサムネール写真)を表示できるようになりました。これでより直感的に別のフロア・地点もご紹介できますね。 ビルダーでの操作:ショップ管理→ビュワー設定→パノラマリストを表示するにチェック なお、これまでのアップデートの履歴は、ビルダー画面の右下フッターのVersion X.X.Xというテキストをクリックして頂ければ、以下のように更新ログを確認できるようになっております。 以上、是非お試し下さい!

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