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2016.02.01

PanoPlaza Movieに360度動画をアップしよう:THETA編

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Ricoh Theta m15で撮影した動画をパノラマ動画共有サイトPanoPlaza Movieに掲載するまでの手順をご紹介します! 準備するもの ・360度カメラRICOH THETA m15 ・パソコン ・USBケーブル:THETAとPCの接続用 Thetaで動画を撮影しよう wi-fiボタンを押しながら電源ボタンを押して起動すると、青いランプが点滅。 撮影ボタンを押して撮影を開始し、終了時も同じボタンを押す。 動画をパソコンにインポートしよう THETA m15とパソコンをUSBケーブルで接続し、動画をパソコンにインポートする。 Macの場合はiPhotoを使用する。 動画を変換しよう “RICOH THETA”で検索し、THETAのアプリをインストールする。 その後、動画をインポートして変換する。 PanoPlaza Movieへアップロード PanoPlaza Movieを開き「ファイルを選択」から動画をアップロードする。 https://movie.panoplaza.com タイトル・概要・場所・公開設定もここで行えます。 以上で、Thetaで撮影した360度動画が公開されました! 使い方デモムービー

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2016.02.01

動画に対応したRICOH THETA m15 (第2世代)新発売

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昨日(2014年10月28日)、パノラマカメラであるRICOH THETAの第2世代である「m15」が発表されました。その記者発表の直後に行われた「RICOH THETA 公式ファンミーティング」に参加し、実際に実機やデモを見てきたので報告いたします。なお、一般的な製品概要等はEngadgetやITMediaに詳述されているので、ここではパノラマ動画を中心とした実機・画像を見た印象を記します。 RICOH THETA m15 概要 概要は以下の通りですが、静止画の撮影性能はそのままで、パノラマ動画撮影に対応し、価格は従来より安くなり、カラーバリエーションが4色展開になっているのが主な特徴です。 ・発売は2014年11月14日予定で、3万5千円程度 ・ハードウェアは従来版と同様のもので、ファームウェアアップデートで新機能を実現 ・パノラマ静止画に加えて、パノラマ動画の撮影にも対応 ・開発者向けのAPI/SDKも発売日に公開予定 ・色はホワイト、ブルー、ピンク、イエローの4色展開 ・Wifi転送速度が従来の約2倍になり、スマホ連携が軽快に パノラマ動画対応 やはりと言うべきか、いちはやくと言うべきか、Kickstarter等でアナウンスされている多くのパノラマ動画カメラに先駆けて、パノラマ動画対応しました。 ・最大撮影時間は3分間で、それ以上撮影する場合は一度録画停止をしてから再度撮影 ・撮影した動画ファイルは魚眼形状の動画が二つ並んだ状態(デュアル・フィッシュアイ) ・パソコン専用アプリで変換すると一般的なエクレクタンギュラー形式(横:縦=2:1)になる ・専用のプレーヤーで開くとぐりぐり回転できるようになる ・theta360.comというウェブにアップロード公開する際は一つのファイルあたり5MB(約10秒)が制限 ・この制限はiOSの3G環境下でのダウンロード制限に合わせているそう ・解像度はおおよそ水平1920ピクセルx垂直960ピクセルで、フレームレートは15FPS 昨今のPCやスマートフォンで閲覧する分には十分な解像度と言えるでしょう。高解像度ディスプレイや今後出てくるであろう高解像度ヘッドマウントディスプレイではやや物足りなく感じる可能性はあります。実際に動画を見ましたが、カメラが2つであり、ハードウェアとして動画のフレーム間同期が取られているので、パノラマ合成も綺麗にされてました。 開発者向けAPI/SDKの公開 11月14日の発売と同時に公開されるのが開発者向けのAPI(Application Programming Interface)とSDK(Software Development Kit)です。これら開発キットでは、THETAを制御できるだけでなく、THETAで撮影した静止画のEXIF情報を取得できるライブラリも付属されているということで、THETAを用いたアプリケーション開発が容易になりそうです。PC上で動作するソフトウェア(例えばパノラマのプレーヤー等)に関することは今回は公開されないそうです。iOS・Androidの2バージョンが公開されます。 まとめ こちらのブログでは約1年前にTHETAについて触れていましたが(前編、中編、後編)、当時私たちが期待していた通りの製品が出てきたという印象です。これまではある程度の専門性がないと撮影できなかったパノラマ動画が誰でも3.5万円で撮影できるというのは大きな進化であり、また関連するネットサービスなども出てくるのではないでしょうか。ファンミーティングの登壇者からはさらなる高画質化、小型化、防水化、背面ディスプレイ、リアルタイム動画確認等に対する要望も挙げられていましたが、ますます今後のパノラマ動画やそれを囲む環境が楽しみです。

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2016.02.01

バーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイ

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没入型全方位ヘッドマウントディスプレイの出現 従来からヘッドマウントディスプレイは市場に存在し、映画やその他のブルーレイやDVD作品を視聴する為に用いられてきました。しかし2012年夏に米国のベンチャーであるOculus VR社がOculus Riftと呼ぶ広視野角かつヘッドトラッキング機能を持ったヘッドマウントディスプレイを発表してから、視聴者に360度空間を体験させるヘッドマウントディスプレイが数々発表されています。そこで、先日のスタッフブログ:ヘッドマウントディスプレイ向け実写コンテンツに引き続き、ここではバーチャルリアリティ用ヘッドマウントディスプレイのハードウェアにフォーカスして各種製品を紹介したいと思います。 Oculus Rift バーチャルリアリティ向けのヘッドマウントディスプレイの先駆者で、またFacebook社に約2000億円で買収されたことも話題になったのがOculus Rift。広視野角の没入型のディスプレイだけでなく、高精度・高リフレッシュレートなヘッドトラッキング・ポジショントラッキングも実現しており、この業界では機能と価格のバランスが最も良く取れている製品と言えるでしょう。弊社でもDK1とDK2と呼ばれる2世代の開発キットを使用しています。 ・解像度:片目で960×1080ピクセル ・視野角:100度 ・ケーブル:コンテンツ再生用PCとHDMI・USBの2本のケーブルで接続 ・価格:350 米ドル(DK2開発者キット) ・Oculus VR(開発会社:アメリカ)の詳細ページはこちら。 ソニープロジェクトモーフィアス 日本のソニーも黙ってはおりません。ゲーム機器であるPS4の付属機器として開発が進んでいるのがプロジェクトモーフィアス。画質や解像度はOculus Riftに匹敵するかそれ以上という評判もあるようです。ただ、まだ開発者向けにも製品が公開されていないので、発売・発表を待ちたいと思います。 ・解像度:片目で960×1080ピクセル ・視野角:90度 ・ケーブル:コンテンツ再生用PC(ゲーム機器)とHDMI・USBの2本のケーブルで接続 ・価格:未定 ・Project Morpheus(開発会社:日本)の詳細ページはこちら。 Samsung Gear VR サムソンがOculus VR社とともに共同で開発しているのがSamsung Gear VRです。ヘッドマウント側のセンサでヘッドトラッキング等のセンシングを行い、そのデータをUSB経由でスマートフォンに送信して、スマートフォンで表示制御を行う仕組みだそうで、これもOculus Riftに匹敵するような品質になっているそうです。ただ、こちらの製品も開発者向けにも公開されていないので、発売・発表を待ちたいと思います。 ・解像度:片目で1280×1440ピクセル ・視野角:96度 ・ケーブル:ヘッドマウント部分にGalaxy Note 4(スマホ)を挿入する為にケーブルレス ・価格:200 米ドル ・Samsung Gear VR(開発会社:韓国)の詳細ページはこちら。 Durovis Dive 頭の動きにしたがってディスプレイを制御するという意味では、スマホだけでもできるのではという発想で、ヘッドバンドだけ販売しユーザが所有しているスマホをそのヘッドバンドに装着する製品がDurovis Diveです。ヘッドバンドだけなので価格もとても安く、またコンテンツの表示や制御はすべてスマホで完結しているので煩わしいケーブリングもなくすっきりしています。気軽にヘッドマウントディスプレイを試すには適しています。 ・解像度:片目で568×640ピクセル ・視野角:80-90度 ・ケーブル:ヘッドマウント部分にスマホを挿入する為にケーブルレス ・価格:57ユーロ ・Durovis Dive(開発会社:ドイツ)の詳細ページはこちら。 Google Cardboard 製品コンセプト的にはDurovis Diveと同様で、プラスチックのヘッドバンドすら不要で、ヘッドバンドは段ボール紙等で作れるのではという発想で作られたのがCardboardです。 ・解像度:片目で568×640ピクセル ・視野角:80-90度 ・ケーブル:ヘッドマウント部分にスマホを挿入する為にケーブルレス ・価格:段ボールを用いた型紙を無料でダウンロード可能 ・Cardboard(開発会社:アメリカ)の詳細ページはこちら。 ハコスコ Google Cardboardと同様のコンセプトで開発された、ダンボール製のバーチャルリアリティビューワーとスマホを使って手軽にVR体験ができるハコスコ。価格も1000円と大変安価です。オリジナルの一眼モデルのハコスコに加え、立体感のあるVRが楽しめる二眼モデル、プラスチック製の二眼モデルなどさまざまなタイプがあります。二眼モデルは現在ハコスコ公式アプリでは対応していないものの、Google Cardbordアプリなどを楽しむことが可能です。 ・解像度:片目で568×640ピクセル ・視野角:80-90度 ・ケーブル:ヘッドマウント部分にスマホを挿入する為にケーブルレス ・価格:1000円。Amazonから購入可能。 ・ハコスコ(開発会社:日本)の詳細ページはこちら。

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2016.02.01

ヘッドマウントディスプレイ向け実写コンテンツ

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新しい表示装置が出てくると、新しい(フォーマットに対応した)コンテンツが必要になります。例えば、4Kテレビが出てきたけど、4Kの放送やレンタルビデオ等は始まっていないため、あまり普及していないようです。最近流行のヘッドマウントディスプレイ・VRヘッドセットでも今後同じような状況が予想されます。米国のOculus RiftやソニーのProject Morpheus等が代表製品ですが、ゲームコンテンツを対象としており対応したゲームの発売が待たれています。これらの問題に対して、当社としてはヘッドマウントディスプレイに向けた実写のコンテンツを提供し、コンテンツ不足問題に対して取り組みたいと考えています。 Oculus Rift向けコンテンツ Oculus Riftを代表としたヘッドマウントディスプレイの特徴に、没入感を感じられる広視野角とヘッドトラッキングがあります。これらの特徴を生かした実写映像として、以下の通りパノラマ動画とステレオパノラマ静止画の利用を提案いたします。ともに頭を回転させることでそちらの方向の風景を見られるので、まさにOculus Riftに適した実写コンテンツかと感じています。 パノラマ動画 for Oculus Rift 360度全方向が動画になっているパノラマ動画をOculus Riftで見られます。全方位が動画なのでその世界にいるかのような体感を得られ、必要に応じて背景音やナレーションを付加することで、さらなる臨場感を感じられるのではないでしょうか。当社では自動車や自転車から撮影した移動動画や、水族館や動物園内で固定・移動撮影したサンプルを作成してみました。 ステレオパノラマ静止画 for Oculus Rift Oculus Riftではステレオ(立体)視を実現する為に、左目と右目で異なった映像を表示できます。これにより両眼視差を再現して、コンテンツの立体感を表現できます。同じ地点から2種類(左目・右目用)のパノラマ写真を撮影することで、ステレオパノラマ静止画を作ってみました。動画ではなく静止画ではありますが、ステレオになっていることで奥行き感や凹凸感を再現できており、空間や風景等のコンテンツに向いていそうです。なお、ステレオパノラマ静止画のサンプルコンテンツはパノラマプレーヤーであるKrpanoのウェブサイトにもありますので、Oculus Riftをお持ちの方はお試し下さい。 番外編:ステレオ視ロボット with Oculus Rift ここまでくるとやりたくなるのが、ステレオ動画中継でしょうか。しかもヘッドトラッキングに対応することで、首を振りながら遠隔地の映像をリアルタイムに立体視したいですよね。そんなコンセプトで原理試作をしたのが、こちらのステレオ視ロボット。2台のウェブカメラが2軸のモーター上に配置されており、それらがOculus Riftのヘッドトラッキングにより操作され、そのロボットが見ている風景を見られるようになっています。 以上、Oculus Riftやその他ヘッドマウントディスプレイ・VRヘッドセット向け実写コンテンツを検討されている方の参考になれば幸いです。

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2016.02.01

パノラマ動画カメラ

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パノラマ動画専用カメラの出現 当社ではパノラマ動画の撮影には、GoProというアクションカメラを6台使用した撮影機材を用いて撮影しています。この撮影手法では、完成動画の解像度が高くなるメリットはあるものの、6つの動画ファイルをパノラマ合成するという手間がかかるのも事実です。パノラマ動画が人気が高まる昨今、いよいよハードウェアで撮影からパノラマ合成までしてくれる、パノラマ動画カメラの発表が相次いでいます。ここでは個人的な備忘録の意味も込めて、パノラマ動画専用カメラの概要をまとめておきたいと思います。 追記:2014年10月29日にTHETAを追加。 追記:2014年12月16日にSP360を追加。 追記:2015年1月6日にALLIE、Project Beyondを追加。 RICOH THETA m15 2014年11月14日に発売が決定し、開発者向けのAPI/SDKの公開も決まっているのが、RICOH THETA m15です。詳細については、「動画に対応したRICOH THETA m15 (第2世代)新発売」としてブログ記事を記載しましたが、他のパノラマ動画カメラに先駆けての発売や、個人利用としては実用レベルである画質など、他の製品と比較して1,2歩先を行っているでしょう。 ・スペック:カメラは2つ、各約180度(魚眼)の視野角。 ・発売時期:2014年11月14日 ・価格:3.5万円 ・動画解像度:最大 1920p/15fps ・大きさ・重さ:42mm(幅)×129mm(高さ)×22.8mm(17.4mm※4)(奥行き)・約95g ・THETA (開発会社:日本)の詳細ページはこちら。 KODAK PIXPRO SP360 KODAK PIXPRO SP360 は11月21日に KODAK(販売代理店:マスプロ電工)から発売された手のひらサイズのアクションカム。最大の特徴はその画角と付属ソフトの性能です。F2.8の明るい単焦点レンズを備え、FullHD 360°×214°の全方位視野での撮影が可能です。Wi-Fi経由でPCにデータが転送できることに加え、iOSおよびAndroid用のアプリからもコントロールが可能です。「防水ハウジング」「自転車用ヘルメットストラップマウント」など多様なアクセサリーも嬉しいですね。 ・スペック:カメラは1つ、水平方向360度、垂直方向214度。耐衝撃、防滴、防塵、耐低温。 ・発売時期:2014年11月発売済み。 ・価格:オープン価格(マスプロWebサイトでは税別41.500円) ・動画解像度:Full HD撮影1920×1080:30fps ・大きさ・重さ:手のひらサイズで103グラム ・SP360(販売代理店:日本)の詳細ページはこちら Bublcam Bublcamはここに掲載しているカメラの中では最も早く発売が予定されており、先行者利益のようなものを獲得できる可能性が高そうです。球形のデザインは洗練されており、スマホアプリ、開発者向けのSDKやAPIの提供、クラウドでの保存等にも対応予定で、一般ユーザから開発者など幅広いユーザに受け入れられそうです。BublcamのKickstarterでは目標額10万カナダドルに対して、約35万ドルの獲得が決定してますね。 ・スペック:カメラは4つ、各190度の視野角。 ・発売時期:2014年9-10月 ・価格:579 米ドル ・動画解像度:最大 1080p/15fps ・大きさ・重さ:半径4cmの球状・280グラム ・Bublcam (開発会社:カナダ)の詳細ページはこちら。 360cam 360camを開発しているのはフランスのGiroptic社で、この会社は360camの前にはGirocamというパノラマ静止画カメラを開発・販売していました。実は弊社も1台所有しており、パノラマ静止画の合成処理がハードウェア内で出来ることから重宝しておりました。パノラマに関する実績という意味では360camは安心かと思っています。また、360camのKickstarterでは目標額15万ドルに対して、すでに110万ドル(2014年6月現在)の獲得を達成しており、開発に必要な資金力も十分なのかもしれません。アクセサリーも水中用レンズキャップや、ストリーミング用付属デバイス、スマホアプリ等充実しており、もっとも高機能と言えるでしょう。 ・スペック:カメラは3つ、各185度の視野角、合計360度x300度。防水。 ・発売時期:2014年11月 ・価格:249 米ドル(アクセサリー無し/Early Bird版)から ・動画解像度:2048×1024/30fps ・大きさ・重さ:手のひらサイズで180グラム ・360cam (開発会社:フランス)の詳細ページはこちら。 CENTR CENTRの開発は元アップルのエンジニアが中心となっているそうです。円筒形のデザインが示す通り、水平方向は360度カバーできますが、天頂と底面は撮影できないようです。スマホアプリからCENTRの各種設定も変えられるようになるようです。CENTRのKickstarterでは、目標額90万ドルに対して60万ドルしか集まらず、こちらでの資金獲得は失敗に終わってしまったのが残念でした。 ・スペック:カメラは4つ、各110度の視野角 ・発売時期:2015年2月 ・価格:399 米ドル ・動画解像度:6900×1080/30fps ・大きさ・重さ:半径約3.5cmの薄い円筒状・250g ・CENTR (開発会社:アメリカ)の詳細ページはこちら。 360fly 360flyは、米Voxx社とEyeSee360社が共同開発したパノラマビデオアクションカメラ。特徴としては他のパノラマカメラと異なり広角魚眼レンズを1つだけ搭載したカメラです。またサイズもテニスボールサイズ大なので、他のパノラマカメラと比較すると、小さめであることも特徴的です。使用用途はヘルメット上部につけてのスポーツや、テーブルの中央に置いてパーティーの撮影など一般消費者向けです。 ・スペック:カメラは1つ。合計360度✕240度 ・発売時期:2014年末 ・価格:約400 米ドル(予想) ・動画解像度:不明 ・大きさ・重さ:手の平サイズの球体・120g ・360fly(開発会社:アメリカ)の詳細ページはこちら。 Ladybug5 Ladybug5はカナダ、バンクーバーにあるPointGrey社の製品で、同社の全方位パノラマデジタルカメラLadybug3の後続機です。五角形で縦長のボディに6台のレンズが付き、上方含めた360度の領域をカバーします。値段帯などからハイエンド向けの製品で、消費者というより企業向けの製品と言えます。 ・スペック:カメラは6つ。合計360度✕180度 ・発売時期:発売済み ・価格:約20,000 米ドル ・動画解像度:2448×2048/10fps ・大きさ・重さ:五角柱型・3000g ・Ladybug5 (開発会社:カナダ)の詳細ページはこちら。 iSTAR iSTARは、イギリスのNCTech社の製品で、本体に4つのカメラとレンズが配置され、本体内部でパノラマが合成される。いくつかモデルがあり、iSTAR Fusionでは静止画のみ、iSTAR Pulsarでは動画撮影機能に加え、PCやモバイルへのライブストリーミング機能もつく。タブレットなどからのWi-Fi操作等も可能。Ladybugシリーズと比較すると少々安価ですが、こちらもハイエンドで企業向けの製品であると言えます。 ・スペック:カメラは4つ、各137度の視野角。合計360度✕275度 ・発売時期:発売済み ・価格:7,995 / 13,495 米ドル ・動画解像度:10,000×5,000px±7% ・大きさ・重さ:約10㎝の立方体型・1400g ・iSTAR(開発会社:イギリス)の詳細ページはこちら。 ALLIE ALLIEは米国にあるIC Real Texh社の製品で、水平方向360度かつ垂直方向360度を撮影できるパノラマビデオカメラです。WiFi機能を搭載しており、専用アプリ上で撮影した映像をiPadやiPhone・Androidなどで閲覧する事ができます。ラインナップはプロ用/ホーム用/ホビー用の3種類に分かれているので、目的に沿ったデバイスを選定できます。 ・スペック : カメラ2つ、水平方向360度、垂直方向360度、8倍デジタルズーム(Pro)、4倍デジタルズーム(Home/Play)、ifi機能、撮影時間2時間(SD使用時) ・発売時期 : ALLIE Pro(2015年3月)、ALLIE...

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2016.02.01

RICOH THETAの現状と未来(後編)

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「RICOH THETAの現状と未来」シリーズも今回が最後のエントリーとなりました。前編では、RICOH THETAの本質的な価値と方向性を探り、続く中編では、ユーザーアンケートをヒントに開発ロードマップを予測してみました。 そして、後編では弊社の実験的な取り組みとして開発した試作品、「Raspberry Piを利用したRICOH THETA遠隔制御システム」(以下、プロトタイプ)についてご紹介したいと思います。RICOH THETAの「未来」を少しでも感じられるきっかけになれば幸いです。 プロトタイプの狙い 前編でも少し触れましたが、近い時期にリコー社から公式SDK/APIがリリースされる可能性は高いと考えており、今後は、RICOH THETAの可能性を最大限に引き出すようなサードパティー製のアプリケーションが数多く開発されるのではないかと予測しています。 弊社は2年以上前からバーチャルツアーコンテンツを簡単に制作・公開ができるクラウドプラットフォーム「PanoPlaza」を運営しており、まさにRICOH THETAのような撮影デバイスの登場を長らく待ち望んでいました。RICOH THETAのAPIが利用できるようになれば、例えば、撮影の制御から公開までのほぼ全ての制作工程をスマートフォン上で完結させるといったことも実現できるようになるでしょう。 ただ、これだけでは既存のプラットフォームとより密に連携できるようになったに過ぎません。もちろん、これも価値のある取り組みですが、もっと新しい可能性にチャレンジしてみようということで企画を進めたところ、「定期的にRICOH THETAで自動撮影をさせて、その空間の変化が時系列順に見れたら面白いのでは」という発想に行き着きました。外部から制御が可能で、かつ撮影から合成処理までを実行できるRICOH THETAだからこそ、初めて実現可能なアイディアと言えます。そして、その実装のために採用されたのが、Raspberry Piです。 Raspberry Piとは Raspberry Piを一言で説明すると、「安価で小型なLinux PC」です。 一見するとPCには全く見えませんが、実はこの名刺サイズのコンパクトな基板の上には、OS、CPU/GPU、メモリ、USBポート、SDメモリカード、イーサネット、HDMIといった、一般的なPCの標準装備とほぼ変わらない技術的要素が詰め込まれています。使い方によっては、ソフトウェアの実行結果をハードウェアに伝えることができるため、Raspberry Piはインターネットと現実世界の橋渡し役を果たすコンピューターと言えます。 Raspberry Pi(モデルB)(写真:Raspberry Pi公式サイト)   もともとは、基本的なコンピューター・サイエンスの教育促進を目的としてイギリスで始まったプロジェクトということもあり、趣味の電子工作から他のハードウェアとの本格的な連携まで、非常に幅広い層と用途で利用されています。発売開始からちょうど2年が経った現在では、全世界の出荷台数が200万台を超えるほどの規模にまで成長しています。低コストながら小型で高機能さを両立していることが人気の秘密のようです。 プロトタイプの概要 プロトタイプの概要を図にすると以下のようになります。処理の流れを順を追って説明します。 まず、PCとRaspberry Piは有線LANで接続されています。Raspbbery Piには、Pythonで書かれたRICOH THETAを制御するスクリプトが配置されており、PCからこのスクリプトを動作させることで、RICOH THETAに指示を与えています。 一般的な利用方法では、スマートフォンを使ってWi-Fi経由でRICOH THETAに接続し、PTP(Picture Transfer Protocol)と呼ばれる画像転送プロトコルに乗せて、撮影した画像をスマートフォンに送っています。プロトタイプでは、このスマートフォンの役割をRaspberry Piが担うことになります。 前述の制御スクリプトは、「1分間に1回の周期でシャッターを切って、画像を取得する」という指示をRICOH THETAに送っており、撮影された画像は適宜Raspberry Pi上のSDカードに保存されていきます。これら画像を同一ネットワーク上にあるPCからブラウザを通じて閲覧すると、次々と更新されていくパノラマコンテンツを体験することができるという仕組みです。 なお、ブラウザでの閲覧では、WebGLを扱いやすくするJavaScriptライブラリ、Three.jsを利用しています。このライブラリを利用することで、SDカード内に保存されたパノラマ写真をいちいちエクレクタンギュラー形式からキューブ形式へ変換処理するのではなく、画像を読み込むタイミングで都度ブラウザ側で処理して表示させることができます。 画面スクリーンショット(画面左側のリンクから撮影時間を選択可能)   制御スクリプトの作成に当たっては、MobileHackerz様のブログやtako2様の公開ソースコードを参考にさせて頂きました。有難うございます! プロトタイプのユースケース さて、プロトタイプは完成したものの、肝心の用途についてはまだまだ手探りの状態です。今回作成したプロトタイプの特徴は「遠く離れた空間の360度パノラマ写真を必要なタイミングでリアルタイムに取得できる」ことなので、これを軸に思いついたユースケースを幾つかリストアップしてみました。 <セキュリティ> 動体検知センサーと連動し、空間内に動きがあった瞬間のみパノラマ写真を撮影。管理者に閲覧用URLをメールで通知。 <ライブカメラ> 自然・天候・交通状況などの観測用ライブカメラとして設置し、定期的に撮影したパノラマ写真をほぼリアルタイムにネット上で配信。 <業務システム> BIMやCAFM(※)における付加的・補足的な画像データとしてパノラマ写真を撮影し、システム内に取り込む。工事の進捗状況の管理もしくは空間情報のアーカイブとして利用。 ※ BIM:Building Information Modeling、建築物の3次元モデルに様々な属性情報を付加することで、業務効率化を推進するワークフロー / CAFM:Computer Aided Facility Management、コンピューターを活用した施設管理支援システム   実際には、RICOH THETAはスタンバイ状態がしばらく続くと自動で電源オフになってしまったり、USB接続による充電中は撮影モードにできないなど、幾つか解決すべき課題はありますが、アイディア次第で可能性は更に広がりそうです。 もし、RICOH THETAを活用したソリューションにご興味・ご感心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にこちらよりご連絡ください! » RICOH THETAの現状と未来(前編) » RICOH THETAの現状と未来(中編)

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2016.02.01

Kolor社のソフトウェア説明会

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先日、パノラマ用ソフトウェアを制作・販売しているKolor社(仏)が来日し ソフトウェアアップデートに関する説明会が行われました。 弊社ではモーションVRを使用したサービスを始めた事もあり、特に動画編集が どのように変化するのか関心を抱きながら出席してきました。 以下、説明会の対象ソフトウェアの中から弊社でも使用している「Autopana Giga」「autopano Video Pro」に ついて、どのような機能が追加され、どういった使い方ができるのか記事にしたいと思います。 「Autopana Giga 3.5」 まずは静止画パノラマを生成するソフトの「Autopana Giga 3.5」です。 今回のアップデートにより画像認識機能がアップし、コントロールポイントの検出が向上されています。また、異なる焦点距離 や露出、魚眼レンズや望遠レンズなど様々なレンズが混在した画像でもパノラマの合成が可能になりました。 この機能追加によりあまり高画質を求めなくてもよい変化が乏しい部分(一色で出来ている壁や青空など)は魚眼レンズで 撮影しておき、その一方で細部まで見せたい部分については望遠レンズで撮影するなど、撮影する場所に 応じてレンズを使い分けパノラマを生成する事ができます。Kolor社からは、各画像枚のオーバーラップは最低2割程度を推奨しているとの事で、このオーバーラップ部を考慮 しながら撮影することになります。もちろんノーダルポイントは統一しないといけませんが。 その他にも露出に関する調整機能やマスク機能が最新されており、使い勝手がかなり向上されている様にうかがえました。 「autopano Video Pro 1.5」 続いて数台のカメラで撮影した動画をパノラマ動画として生成するソフト「autopano Video Pro」についてです。 最新版 1.5が近日中に公開されます。その中の新機能として特に関心を抱いたのは「1つの動画内で所定のフレーム間を指定し、そのフレーム間に対して 水平調整が可能となる」という機能です。 本機能が追加される事によって、撮影途中にカメラの位置を傾けてしまった場合でも、傾けた箇所から再度、水平調整を行う事で、カメラの位置を傾ける前の動画と水平状態を合わせる事ができます。 そのため、1つの動画として常に水平に撮影されていたかの様に編集する事ができます。 また、スタビライズ機能が追加され多少の揺れはソフト側で吸収してくれる様です。 歩きながらの撮影などでは、どうしても揺れが出てしまうので、どの程度の揺れを吸収してくれるか期待が高まるところです。 正式リリースを心待ちにしたいと思います。 説明会の最後に参加者全員対象の抽選会が行われました。商品はKolor社が販売しているパノラマ写真集の「Panobook」。 結果は、残念ながら当選する事は出来ませんでしたが、Kolor社のパノラマソフトウェアの機能が豊富になってきており、ますます 勢いづいているのを実感した説明会でした。

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2016.02.01

RICOH THETAの現状と未来(中編)

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「RICOH THETAの現状と未来」と題した本シリーズの前編では、従来のパノラマ写真撮影手法との比較からRICOH THETAの本質的な価値を探るとともに、今後重要になるであろう開発者コミュニティ戦略ついて考察しました。 続く中編では、もう一歩踏み込んだ開発ロードマップを予測してみたいと思います。また、現在弊社ではRICOH THETAを活用した実験的なシステムを開発しており、こちらについては次回の後編でご紹介したいと思います。 ユーザーアンケートに隠されたヒント 販売開始から数ヶ月が経ち、恐らくリコーの関係者の方々も、これまでの販売状況やユーザーの反応などを見ながら、中長期的な開発ロードマップを検討されていることかと思います。もちろん、将来的な製品計画は企業秘密であり、一般ユーザーにとっては知るよしもありません。しかし、そのヒントを意外なところで見つけることができました。それは、「ユーザーアンケート」です。 このアンケートは、昨年12月下旬から1ヶ月ほどかけてRICOH THETA購入者を対象として実施されたもので、現在では既に終了しており、内容を見ることはできません。ウェブアンケートとしては、かなりのボリュームの設問数・選択肢から構成されており、私自身は回答に20分ほどかかってしまいました。 このアンケートを7割ほど進めた第30問目に次のような興味深い設問がありました。   RICOH THETAに今後以下の機能・要素が取り込まれたとしたら、それはあたなにとってどの程度魅力的ですか。   ※クリックして画像を拡大表示できます   この設問に対する回答の選択肢は合計で18個も用意されており、いずれも具体的な「機能・要素」ばかりです。これらは「撮影機能」、「画像閲覧・加工機能」、「共有機能」、「その他」の4つに分類されており、最も注目すべき「撮影機能」カテゴリーでは、上位5つに以下の機能が挙げられています。 ・ 動画撮影(視聴者はダウンロードして視聴できる) ・ ライブストリーミング撮影(視聴者はリアルタイムで視聴できる) ・ 高解像度 ・ 音声付き撮影(静止画) ・ 防水 上位に挙げられた機能ほど、リコー社として検討度が深い、もしくは実現性が高いことを意味するわけでは決してありませんが、少なくともリコー社自身が行ったアンケートであることから、RICOH THETAの今後の展開を予測する上では非常に参考になるヒントと言えます。 ニーズが高まる動画撮影、3つの対応パターン 最近では、360度全方位パノラマ動画がウェブメディアで取り上げられたりアプリとして配信されるなど、一般の方が目にする機会も徐々に増えてきているように感じます。こうした背景も踏まえると、動画撮影はカメラとして順当な進化の路線と言えるでしょう。事実、先月米国ラスベガスで開催された世界最大の家電イベントCES2014では、RICOH THETAのように極めて小型で、かつパノラマ動画撮影が可能なデバイスが幾つか出展されていました。 CES2014で出展されていたパノラマ動画撮影デバイス(写真:SLASHGEAR)   RICOH THETAでは、本体両面にある2つの魚眼レンズから撮影された静止画を、ハードウェア内部で1枚のパノラマ写真に合成する処理を行っています。恐らく動画撮影でもこれと似たような合成処理が行われることになると思いますが、一般的には1枚の静止画よりも、1秒間に何十フレームもある動画を生成するほうが、必要とされる処理能力は高くなると考えられます。 そこで、仮にRICOH THETAに動画撮影機能が加わる場合、どのような実現パターンがあるのか3つほど考えてみました。 ■パターン1:ファームウェアアップデートで実現 現行ハードウェアのまま、ファームウェアをアップデートすることで機能を追加するパターンです。ソフトウェア的なアプローチでハードウェアの性能をどこまで引き出すことができるのかが鍵になりそうですが、録画時間は最大で数十秒までといった何かしら制約が生じる可能性はありそうです。むしろ録画時間に制限を設けたほうが、Vine(最大6秒までのループ動画撮影アプリ)のようにコンテンツとして消費されやすい尺に収まるので、ソーシャルメディア上で話題になりやすいかもしれませんね。 ■パターン2:PCとの組み合わせで実現 このパターンは、静止画のように撮影から合成までの処理をRICOH THETAの内部で完結させるのではなく、例えばRICOH THETAでは撮影のみを行い、その後撮影した素材をPCに取り込んでから合成処理を行うといったものです。動画撮影もそうですが、ライブストリーミング撮影は広い帯域幅も求められるので、有線LANに接続できるPCは必須になりそうです。 ■パターン3:上位機種で実現 現行のRICOH THETAよりも高いハードウェアスペックを備えた上位機種で実現するパターンです。静止画の高解像度化や動画撮影機能などの点で現行機と差別化しつつ、ハイエンドな製品ラインナップを立ち上げるイメージですね。更にニッチなマーケットになってしまうかもしれませんが、ハイアマチュアの方やパノラマクリエイターの方にはウケそうです。 実は既に用意されているマイク ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はRICOH THETAには既にマイクが用意されています。本体上部にある穴がそうです。現時点では、マイクとして機能していませんが、こちらはファームウェアに録音機能を盛り込むことで、(ニーズがあれば)比較的早期に実現される可能性が高そうです。 縦長の溝の両端にある穴がマイク   SumsungのGalaxy S4に「サウンド&ショット」という名称で、写真を撮影しながら周囲の音を最大9秒間録音できるという機能がありましたが、これと似たようなイメージになりそうです。仮にこの機能が実現すれば、全方位パノラマ写真に音声が加わることで、さらに空間の再現をより臨場感をもって楽しめますね。 意外と面白いかもしれないエフェクト機能 個人的に興味を惹かれたのは、「エフェクト・アートフィルタ」の機能です。実は、以前に「もしパノラマ写真にInstagram風のフィルタを掛けてみたらどうなるんだろう?」と思い、実験してみたことがありました。 実際に作成したパノラマ写真はこちらからご覧頂けます。最初に表示されるパノラマ写真はオリジナルのもので、画面中央の矢印ボタンをクリックしていただくと、様々なテイストのフィルタに切り替わっていきます。 いずれも、同じカフェの同じ地点からのパノラマ写真ですが、フィルタを変えるだけで、かなり雰囲気が変わってきます。パノラマ写真は良くも悪くも「その場の空間をありのままに伝える」ことに向いた表現手法ですが、このようなアートフィルタを取り入れることで、ユーザーがちょっとしたクリエイティビティーを写真に付加して楽しめるのとともに、たとえ何気ない日常生活のいちシーンであっても、受け手側の印象もだいぶ変わってくると思います。   皆さんはどの機能や要素が一番気になりましたか? 今回はユーザーアンケートをヒントに、開発ロードマップについてあれこれ勝手に予測してみましたが、いずれにせよ今後の展開が楽しみであることには変わりはないですね。次回の後編では、弊社独自の取り組みについてご紹介します! » RICOH THETAの現状と未来(前編) » RICOH THETAの現状と未来(後編)

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2016.02.01

RICOH THETAの現状と未来(前編)

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昨年10月、リコー社から満を持してRICOH THETAが発売されました。 実はリコー社が全方位パノラマ写真撮影カメラの研究開発を進めていることは販売以前から知られており、CES2013で展示されたプロトタイプや、「広角レンズおよび全天球型撮像装置」という特許の内容などから、その姿を少しだけ垣間見ることができました。 しかし、実際に発表されたRICOH THETAは、プロトタイプからは想像できないほどスマートに洗練されたデジタルガジェットでした。   先に結論めいたことを言うと、賛否両論ありますが、RICOH THETAは「全く新しいジャンルにおいて初めてローンチされたプロダクト」としては、非常に高いレベルの完成度に達していると思います。消費者視点から「買いか否か」を論評するレビュー記事は他のサイトにお任せして、本ブログでは、パノラマ業界の端くれとして少し違った視点からRICOH THETAについて深堀りしていきたいと考えています。 今回の前編では、従来のパノラマ写真の撮影手法との比較において、改めてRICOH THETA登場の意味付けを行うとともに、今後の方向性を考察します。続く後編では、もう一歩踏み込んだRICOH THETAの開発ロードマップ予測と、弊社の取り組みをご紹介する予定です。 手間と画質のバランスが取れたパノラマカメラ やはり最大の特徴は、全方位パノラマ写真の撮影を極めてシンプルかつ瞬間的に行える点に尽きます。 これまでのパノラマ写真は、かける手間(コスト)と得られる画質(クオリティ)が極端にトレードオフの関係にありました。 下図は、本ブログでもご紹介したことがあるパノラマ写真撮影手法を改めてマッピングしたものです。   例えば、弊社の基本的な制作フローでは、まず一眼レフカメラと専用雲台と三脚を組み立て、60度づつ角度を変えながら18枚HDR撮影し、更にPCに取り込んで、専用ソフトウェアで半手動でスティッチング処理をする…という非常に手間のかかる手法を採用しています。もちろんこれはお客様へのご納品を前提とした手法であるため用途が若干異なりますし、特に画質の面では一概に比較はできませんが、上述したような煩雑な作業がボタン一つで完了してしまうのは、既存の常識を覆す素晴らしいイノベーションと言えるでしょう。過去にも同様のコンセプトのカメラが登場しましたが、携帯性や操作性など、あらゆる点においてそれらを遥かに凌いでいます。 また、ソフトウェア面においても、スマートフォンアプリとのシームレスな連携は注目すべき点です。 RICOH THETAでは、iPhoneまたはAndroidに専用アプリをダウンロードすることで、Wi-Fiを経由してリモートでシャッターを切ることができますし、逆にRICOH THETA内部に保存されたパノラマ写真をスマートフォン側に転送して、専用ビューワーで閲覧することも可能です。   RICOH THETA for iPhone(写真:TRIAND)   いまや、スマートフォンは日常生活における、あらゆるネット行動の起点となっています。このスマートフォンとRICOH THETAというハードウェアを、アプリケーションを通じて上手くつなぎ合わせることで、より豊かで自由度の高いユーザー体験を実現していると言えるでしょう。 開発者向け戦略が成功の鍵? 米国などから先行して販売が始まりましたが、まだ海外ではそれほど認知が進んでいないように感じます。対して、後発で販売が決まった日本では予想以上の反響があったようです。当初のプランでは、「表現志向の強いクリエイター」がRICOH THETAのアーリーアダプター層になると考えられていたそうですが、実際にマーケットに出してみると、ソフトウェア開発者など「ギークな人々」から多くの注目を集めているようです。RICOH THETAの様々なハック報告を拝見する限り、むしろ彼らから見た「プロダクトの不完全さ」がエンジニア心を掴んだのかもしれませんね。   RICOH THETAファンミーティングの様子(写真:デジカメWatch)   このようなマーケットの反応を踏まえると、それほど遠くない時期にリコー社から公式のSDK/APIが公開される可能性は高いのではないでしょうか。事実、Photosynth(パノラマ写真が撮影できるアプリ)でも、専用アプリと同様にRICOH THETAを制御できることから、非公開APIが存在すると考えて間違いないでしょう。 ウェブサービスの成長戦略において公開SDK/APIを通じた開発者コミュニティの形成は非常に重要な要素となりつつありますが、ハードウェアビジネスでも同様のことが言えると思います。例えば、マイクロソフト社のKinectは、販売直後にあっという間に開発者たちにハックされ、ゲーム以外の様々な用途のアプリケーションが生み出されました。マイクロソフトは当初ハッキングに対して否定的な見解を示していましたが、すぐに容認する姿勢に転じます。これが功を奏したのか、Kinectアプリケーションの開発者コミュニティーは一時的にかなりの盛り上がりを見せました。 RICOH THETAも開発者を上手く惹き込むことで、プロダクト本体はシンプルさを維持したまま、サードパーティー製の多種多様なパノラマ関連アプリケーションやソリューションが登場することをぜひ期待したいところです。 » RICOH THETAの現状と未来(中編) » RICOH THETAの現状と未来(後編)

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2016.02.01

パノラマ撮影キット、Pixeet レビュー(後編)

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前回のブログでは、先日購入したパノラマ撮影キット、Pixeetの基本的な操作方法についてレビューをまとめてみました。後編では、他の手法で撮影したパノラマ写真との画質比較や、実際のビジネスでどのように活用できそうか、私なりのアイディアをまとめてみたいと思います。 画質はそれほど悪くない Pixeetのサーバー上で合成されたパノラマ写真のサイズは2,048ピクセル × 1024ピクセルなので、横2:縦1のエクレクタンギュラー形式です。アプリの設定画面から、iPhoneのカメラロール内にJPEGファイルとして書き出すことができます。 パノラマ写真の上下に帯のように伸びているのは、Pixeetのロゴマークですね。魚眼レンズの死角になっている天地の部分に自動的にロゴマークを挿入する処理を行なっているようです。 パノラマ写真の画質比較 過去にブログで一眼レフ+魚眼レンズとGirocamのパノラマ写真比較を行ったことがありますが、今回も同様の地点からPixeetで撮影してみました。(当然、前回のパノラマ写真は今回とは異なる天候条件下で撮影していますので、あくまで参考としてご覧下さい) Pixeetで撮影したパノラマ写真 前回のレビューの通り、撮影は非常に簡単。その反面、魚眼レンズを通しての撮影となるため、どうしても全体的にノイズが入ってしまっていますね。PCからの閲覧を前提とした、高品質なバーチャルツアーコンテンツの利用には向いていませんが、タブレットやスマートフォンで、その空間のおおよその雰囲気を把握するには十分使えそうです。 Photosynthで撮影したパノラマ写真 今回は新たにPhotosynthも比較対象に加えてみました。PhotosynthはMicrosoft Researchの画像処理技術をベースに開発されたiPhoneアプリで、4,096ピクセル×2,048ピクセルの高画質なパノラマ写真を作ることができます。しかし、上下左右360度を全てカバーしようとなると、合計で30回以上自動認識による撮影(またはタップ)を行う必要があるので、撮影が結構大変です。。また、自動認識が必ずしも上手くいかない場合もあります。 (参考)Girocamで撮影したパノラマ写真 (参考)一眼レフ+魚眼レンズで撮影したパノラマ写真 実ビジネスでの活用方法 例えば、不動産物件紹介などの用途であれば、Pixeetで撮影したパノラマ写真は十分なクオリティだと言えます。また、撮影コストも1地点当たり1分程度・4回の撮影なので、業務に支障を来たすほど労力・時間がかかるわけではなく、決して大量物件の撮影も不可能ではないと思います。 事実、Pixeetのウェブサイト上では、不動産の物件紹介用途と思われるコンテンツが数多く公開されているので、海外では既にこういった利用方法のユーザーが少しずつ増えているのかもしれません。(事実、不動産のマーケティングツールとしてPixeetの活用を勧めるブログがありました) ここからは私個人の妄想になりますが、もし大規模な不動産ポータルサイトで本格的に導入する場合は、やはり物件データベースと連携した専用アプリの開発が必要になるのではないかと思います。と言うのも、この専用アプリを営業マンに配布すれば、パノラマ写真撮影作業、完成したパノラマコンテンツと物件の紐付け作業、公開処理までをほぼ同時に行えるため、その後の業務プロセスを大幅に簡略化することができるからです。更に、先日発表させて頂いたパノラマコンテンツ制作・運用のための専用プラットフォーム「PanoPlaza for Portal」と組み合せることで、パノラマ写真が撮影できるクライアントサイドの専用アプリから、バックエンドサイドのパノラマコンテンツ管理システムまでをエンドツーエンドでご提供することができます。 これまでにも、パノラマコンテンツは不動産サイトでの利用に適していると言われてきましたが、パノラマ写真の撮影コストや技術的な難易度の高さから、なかなか大規模な導入までには至っていません。しかし、これらの課題が徐々に解決されつつある今、リッチコンテンツな次世代不動産ポータルサイトが誕生する日も近いかもしれませんね。

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