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JATA旅博にて考えたこと

2012
10

すでに数週間前の話になりますが、カディンチェがブータン政府観光局のウェブマーケティングの業務をしている関係と、私のネパールやブータンの友人が現地で旅行会社を経営していて今回も出展されている関係で、JATA旅博に手伝いにいってきました。旅博は前半2日間では海外と日本の旅行会社の商談会でして、後半2日間は一般のお客さん向けの展示会になっています。


海外からの出展者は大きく分けると2つに分類できて、政府観光局と旅行会社になります。政府観光局は一般のお客さん向けのプロモーションを目的としており、ブースではその国のイメージや商品をPRされていました。一方で旅行会社はもっと直接的な営業を目的としていて、一般のお客さんや旅行会社を対象に、それぞれビジネスに繋がる営業をしていました。旅行会社関係者は、前半2日間だけを目的として、後半は出展をさぼって観光に行ってしまっている人がいるくらいのモチベーションの違いも見受けられました。特に発展途上国の現地ツアーオペレーターにとっては、日本のランドオペレーターや旅行会社とコネクションを得られることはビジネス的なメリットが大きく、逆に言うと日本の1社とでも契約が取れれば大成功ということになります。

いまでこそ海外旅行では韓国人や中国人も増えてきましたが、昔からは日本人は旅行が大好きで、また現地での振る舞いも落ち着いているので、好まれる旅行者の筆頭です。そんな日本の旅行者や旅行社にリーチする為のビジネスなんかも、今後は増えていくのではないかと思いました。旅博で感じた出展者側のニーズは整理すると以下の通りです。
・各国政府観光局によるイメージアップ施策
・各国のローカルツアーオペレータによる法人営業
・各国のローカルツアーオペレータのウェブや配布物の日本語化

旅行ビジネス、旅行プロモーションビジネスもどうかなぁなどと考えた4日間でした。こういったビジネスにおけるウェブサイトや情報技術のあり方もいろいろありそうです。

soko aoki

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