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ドン・キホーテ様がPanoPlazaを利用して店舗空間を社内共有

2013年3月

報道関係者各位
プレスリリース

2013年3月6日
カディンチェ株式会社

ドン・キホーテ様がバーチャルツアー作成ツール、
PanoPlazaの自社運用を本格的に開始
~ 新店舗の空間をバーチャルツアー化し、社内で迅速に共有 ~

カディンチェ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:青木崇行)は本日、株式会社ドン・キホーテ(以下、ドン・キホーテ)様における店舗空間の社内共有システムとして、当社バーチャルツアー作成ツール、PanoPlazaの本格的な運用が開始されたことを発表します。小売業界においてリアル店舗の「ショールーミング」が進む中、PanoPlazaは、店舗空間のバーチャルツアー化を通じて、店舗間でのノウハウ共有を促進します。

小売業界に求められる「ショールーミング」対策

昨今、小売業界では「ショールーミング」の傾向がますます加速しています。「ショールーミング」とは、Eコマースやスマートフォンの普及を背景に、消費者が商品の確認はリアル店舗で行い、購入はオンライン・ショッピングで済ませてしまう購買行動のことです。小売事業者はオンライン・ショッピングに対してより差別化された購買体験を消費者に提供することが求められていると言えます。

このような中、ドン・キホーテ様は創業以来、圧縮陳列に代表される独自の店舗演出により、アミューズメント感あふれる「買い場」作りに注力されてきました。また、2012年6月期には、グループ合計で新たに21店を出店。全国40都道府県に242店舗を展開し、ネットワークの更なる拡大にも取り組まれています。

店舗空間のバーチャルツアーコンテンツを自社で作成し共有

ドン・キホーテ様のユニークな店舗空間は、他社には無い最大の特長と言えます。そこで、同社では「買い場」作りを支える店舗演出や商品陳列などのノウハウを日本各地の店舗間で共有する仕組みとして、360度パノラマ写真を使ったバーチャルツアーコンテンツに着目。

お客様ご自身でもバーチャルツアーコンテンツを簡単に作成・公開できるPanoPlazaをご利用頂くことで、実際の店舗を見学することが難しいスタッフでも、他店の状況をよりリアル感を持って把握し、自店の運営にスムーズに役立てることができるようになりました。また、専門的な知識が無くても360度パノラマ写真が撮影できる特殊なカメラも導入し、撮影から公開までの全てのプロセスを自社内で完結する体制を確立されています。

新店舗でも撮影翌日には全社員が閲覧可能に

具体的には、新店舗のオープン前におよそ30~60地点でパノラマ写真を撮影し、写真データを本部に転送後、バーチャルツアーコンテンツの作成を行なっています。撮影の翌日には本部スタッフはもちろん、各店舗スタッフも社内イントラネット上で新店舗の様子を閲覧できるようになるなど、非常に迅速なオペレーションを展開されています。2012年4月の試験的な利用開始から、既に21の店舗で600枚以上のパノラマ写真が撮影・共有されており、対象となった売場面積は、合計で50,000平方メートル以上にも及びます。

お客様からの声:コスト削減にも貢献

今回の発表にあたって、ドン・キホーテ オペレーション統括本部 情報システム部 部長代理 夏目様から以下のようなコメントを頂戴しましたので、ご紹介させて頂きます。

従来では、当社の経営陣も新店舗に足を運び、現場の状況把握を行なっていましたが、全国各地で新規出店の数が増えてくると、全てを訪問することが難しくなっていました。過去に訪問したことのある店舗であれば通常の写真でも可能かもしれませんが、全く新しい店舗は360度パノラマ写真でなければその場の雰囲気を直感的に掴むことができません。お客様にお買い物を楽しんで頂くための買い場作りに力を入れている当社ならではの施策と言えます。PanoPlazaを使ってバーチャルツアーコンテンツを社内で公開することで、最新店舗の演出や商品陳列の様子を他店舗のスタッフが参考にすることができますし、実際に現地に行かなくとも済むことから、移動コストの削減にもつながっています。

バーチャルツアーコンテンツ表示画面(実際のコンテンツでは上下左右360視点移動が可能)

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