パノラマカメラ:Teche 360Anywhereの検証

2021年11月
Teche 360AnyWhereのテスト利用
WRITER
AokiSoko
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中国のTeche社のパノラマカメラである360Anywhereをお借りでき、短期間ではありますがいろいろと撮影してみれたのでその結果を書き残しておきたいと思います。

当社の360度動画の撮影やライブストリーミングの案件では、Insta360社のInsta360 Pro2Insta360 Titanを使用することが多いです。360Anywhereの話を初めて聞いたときは、Insta360の製品に大きな不満はなく、いまから他社製品を試す必要はないのではと思ったのですが、良い意味でその予想を裏切ってくれた製品でした。Insta360 Pro2は発売日が2018年8月と、すでに3年前の発売の製品なので比較するのがアンフェアな気もしますが、その後の新製品(プロ向け製品)は発売されておらず、いまだに現役で使われている製品ということもあり、価格帯も360Anywhereに近いので、以下の比較対象としています。

Teche 360AnywhereとInsta360 Pro2の機能・性能比較

カタログスペック上の機能や性能の比較は以下のとおりです。

ここで特筆すべきなのは以下のような事項でしょうか。撮影できる動画の解像度はそれぞれ8K以上であるのに対して、360Anywhereやサイズや取り回しの良さが際立っているかと思います。
・重さ:Insta360 Pro2が1550gであるのに対して、360Anywhereは600gで、軽い
・大きさ:Insta360 Pro2が高さであるのに対して、360Anywhereは高さで、小さい
・ストレージ:Insta360 Pro2が7枚のSDカードが必要であるのに対して、360Anywhereは本体内蔵ストレージ
・熱対策用ファン:Insta360 Pro2がファン内蔵であるのに対して、360Anywhereはファンレス

所感

一方で、まだ発売直後で、かつ日本展開が始まったばかりのせいなのか
・日本語でのマニュアルがなかったり、情報も少なくすべての機能が使いこなしにくい
・スマホアプリもPCアプリもやや不安定で、期待通りに動かないことも多い
・ファンレスのため、長時間使用時には不安が残る
という不安・懸念事項もあったことは付け加えておきたいと思います。

いずれにしても、ハードウェアとしてのスペックは高く、そのコンパクトさはとても魅力的でした。今後ファームウェアやソフトウェアのアップデートにより性能や価値は上がりそうなところもあるので、今後にも期待したいと思います。