カディンチェ株式会社では360度カメラや魚眼カメラ等とラズパイを利用した監視カメラシステムPanoPlaza Cameraの開発を行っています。

　PanoPlaza Cameraで、映像の表示するだけでなく人の検出や物体検出等のニーズがあったことから、まずは人の検出の検討、開発を行い、エッジとしてラズパイ4を利用した、人数表示システムの開発を行い、2025年3月4日～7日にビッグサイトで開催されたSecurity Showで展示を行いました。

　このAI人数検知システムではラズパイ4のみで顔認識による人の検知を行い、映像の中に人が何名いるかをリアルタイムにカウントが可能なシステムで、デモで利用したカメラとレンズの組み合わせでは、10m程度の距離まで人の検知が可能です。

　表示システムにはPCを利用し、PC内に構築したウェブサーバーに検出した人数と検出した映像を送り、ブラウザで表示を行いました。

　カメラにはラズパイ用のカメラとインタニヤ社のキューブケース、広角レンズと組み合わせてデモを行いました。カメラの設置場所や人を検出したいエリアに合わせてインタニヤ社のレンズを組み合わせることが可能です。また、ラズパイ用のカメラだけでなく、USBカメラ等の接続も可能なことから、用途に合わせたカメラの選定が可能です。

　当社では引き続き人数検知システムのアップデートや、人以外の物体検出などのAI機能の開発や、ラズパイ4から5へのアップデート、AI HAT+の活用など、各種研究開発を進めてまいります。

　何かご要望などがございましたら、お気軽にお問合せください。